今日は326回早期食道癌診断勉強会
ケン三郎ともう一施設からの症例提示
1例目
発赤陥凹の中心に2こぶ大の褪色調のSMT様隆起
厚みがあって、ⅡcのなかにⅠ型の隆起
平滑筋腫? Basaloid? SCCでもこういうの在るんじゃね?
拡大は隆起部でB3がでててまあ深達度はSM2でしょうねえ
周りのⅡcはB1で、さあこの黄色い隆起何?
表層は非腫瘍で周りから腫瘍を栄養する太い血管と
枝分かれした血管にラーメンみたいな血管
まあB1はないわけですしがっつり塊がありますし
扁平上皮癌+隆起部分はBasaloidでしょうか
SM2ですよ、きっと
手術をすすめましたけど患者さん、内視鏡治療で治るかも
っていわれたらそら内視鏡治療受けますわね
ああやっぱりSM癌で脈管侵襲も陽性でございました。
筋板ががんばってると、測り方でSM1かSM2か
意見分かれます
もう表面から厚みを測ってもいいんじゃない?
筋板が耐え忍んですごい厚みがあってもMMだったり
深達度診断を難解にしている一因かもしれません。
最後はバーチャルスライドで病理のスライド見せてもらいましたが
プレパラート持って行くよりはるかに楽で、その場で筋板からの
距離も測れますし、大事な所見に○つけたりもできて
画期的。
結局Basaloidではなく低分化SCCでございました。
範囲診断、深達度診断、組織型診断、、
いろんな御意見もありまして、大変勉強になりました~
次の症例はケン三郎が持参しまして。。。