今日は日本消化器内視鏡学会関東支部例会で
アムコのランチョンセミナーで食道早期癌のAPCについて
講演をしてまいりました。
2001年から食道癌このやろ~でてくんじゃねえと
ヤキを入れ続けて早18年。
VAIO3になって、安全安心で一定の深度で焼灼ができるように
なりまして
でも基本はAPCをつかって上皮を切除、粘膜切除にございます。
切除後の剥離面を一様に焼灼するとSM深部まで焼灼できる。
最近は経鼻内視鏡をつかって高齢者でも、心臓や呼吸に影響がでにくく
かつ外来でも治療ができる方法として活用しております。
ただしまだら食道には適応ございません、大きいもの、深いものもダメです、
あくまで1cm程度のEP癌がいい適応。
がんがでたけど、ESDが難しいという方や
高齢者、リピーター、3~5日も入院がどうしてもできないという社会背景
こうした方、訳あり症例に効果的でございます。
発表をおえると
ケン三郎先生、、と呼び止める千葉の方がいて
「今日の焼き方をみて千葉大の神津先生を思い出しました。
よくあの焼き方を神津はやってたんですよ、まだAPCをケン三郎先生が
続けていらっしゃって、、懐かしいとおもって感激しました」
え、、亡くなった こ、神津教授のお弟子さん!?まさか
焼き方で故人を思い出すなんて・・・
神津教授には私、この発表したとき、すごくいい方法だって
ほめて頂いたことがあって
そ、そうなんですか。
亡くなったのが2008年ですから、もう10年も経つんですね
幕内先生、吉田先生、神津先生 お三方が牽引してきた食道早期癌の診断治療の世界
時代は変わってもいいものは残していきさらに、
「経鼻内視鏡でAPC、日帰りで治療できる」
を世に広める
来年はこれで行きましょう