手術かケモラジかどっちを選ぶ?
っていいますけど
手術にもいろいろありまして
いろいろ合併症もちのかたで、食道の手術は耐えらんない
ってときに手術の規模を縮小したり
郭清をてびかえたり
あるいは手術を2回にわけて治療する「二期分割」っていう方法もあります。
透析患者さんの進行食道癌だと
うちは手術しませんってとこも少なくないですが
放射線のパワーだけでは根治が難しいとなると、
とりあえず癌を取ってからにしよう
ってことで右開胸でT3.5を取りに行き
食道外瘻をつくっていったん手術終了。
それから1か月程度あけて再建手術
患者さんはしばらく食事がとれませんけど
この食事が長いことれないことのストレスは半端なもんじゃありません。
気持ちも落ち込みますし
死んだほうがまし
いや、食道外科医にお任せください
なんとかしましょう
と紆余曲折をへて、がんばって手術2回にわけて行って
さあ合併症ものりきって。
ようやく消化管が1つにつながり
飯がくえるようになった。
「あ、、ありがとう先生」
って言ってくれると思ったら
「ん?先生、あんまり食えないよ」と浮かない感じ。
も~どれだけここにたどりつくのに苦労したか、、、
もっと喜んでよ!!
は、、そ、そうですね。
先生、いつから酒がのめるんでしょう?
う~ん、、これだから食道癌の患者さんは・・・こりてないっ
まあなにはともあれ、この新型コロナウイルスの荒の中を
よくがんばった
食道癌の患者さんを見捨てないでね 小池都知事!