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さて最後の章にまいりました。
「術後の経過観察」の項でございます。
気をつけるのは
ダンピング症状、
逆流
誤嚥性肺炎
よく噛まない事が原因の食事の詰まり
体重が増えない
だいたい多くのかたが悩まれていることではないでしょうか?
↑ このパターンがとてもおおいでしょう
幸い、内視鏡技術の進歩があって、以前にくらべると明らかに
早期の中下咽頭癌が発見できるようになりました。
この辺はケン三郎のライフワークにもなりますが
食道癌の患者さん2人に1人はどこかしら他の臓器の癌ができます。
お酒を辞めた方が、次の癌ができるが減ることがわかっています。

←退院した当日、酒を飲む
いや~これがたのしみで、、
というかたもいらっしゃいますが
手術前と比べると、そんなにたくさんは
飲めなくなった
という方がおおいと思います。
もともとそんな強くなかったし
きっぱり辞めます
っていう方もいれば
残りの人生楽しみたいから酒は少しはのんでいます
ていうかたがいます。
新型コロナもそうですけど、しっかり自粛するひともいれば、そうでない人もいる
これが普通だとおもいます。
いろんな考え方があって
「今まで食道、おまえもともと酒に弱いんだってな、無理して飲んでてごめんな
俺は酒をのんで楽しかったけどいつの間にお前に傷付けてたんだな
いよいよ悲鳴をあげて癌ができちゃったてわけか、
悪かった、いままで
もう酒飲まないよ
いたわって生活するよ
食道、いままで有難う」
てひともいれば
う~んでもやっぱり、うまく集近閉守ればいいんじゃねえの?
傷ついたお前もまた俺と一緒だ、がんばろうっ
って明日の活力になる人もいる。
ってことで
どっちかというとケン三郎はお酒容認派、ほどほどにおつきあいして
その代わり、検査うけてね。
先日、外来通院を他の病院へお願いした患者さんから
「いままで、酒を辞めろとさんざん言われたのに酒もたばこも
やめずに通院してすみませんでした、有難うございました」
って手紙を頂きました。
うんうん、これでいいんです