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術前治療

本邦では食道癌の治療、最初に抗がん剤をやって手術をしたほうが
う手術してから抗がん剤するよりも治療成績がよい、

ってことで、まず抗がん剤から入る、のが一般的になりつつあり

ますが

患者さんによっては、心臓、腎臓、肺、肝臓の機能、あるいは
高齢でそのとおりに治療を選べないかたもいらっしゃるので

あくまで「手術もケモラジもちゅうちょなく選択出来る方」の場合であり

抗がん剤でもともと少し機能がおちてるとこにさらに機能低下をまねいて
手術ができなくなる可能性、を考えると、そこまで病期が進行していない場合は
最初から手術を選択するケースもございます。

さて、術前に抗がん剤やるとしてFPとDCFどっちがいいんでしょう?

JCOG9907で抗がん剤+手術をされた人のうちFPでがんが消えていた
という方の割合は155例中7例(4.5%)

これに対して
ドセタキセル70mg・m2
5FU750mg・m2 D1-5
CDDP 70mg・m2 D1
を3週毎に3回おこなって手術した31例の第2相臨床試験で8例(25.8%)
に癌が消えていた、、さらに良く効いた人も含めると17例(54.8%)
に効果があった、

ってことでDCF-手術っつうやり方もあるんじゃね?

って研究がすすみ

いやいや欧米じゃ術前にケモラジをするのが標準治療だよ、日本でも術前にケモラジ
やってる施設もちらほらあるよ

術前にケモラジやって手術をうけたら42%も癌が消えていたよ

って

どれがベスト??最終的に?>

でJCOG1109  この3つのどれがいいの?
を比較した試験が2012年12月より登録が始まり、
登録6年、追跡3年 で一群当たり167例、総数501例の試験

ステージⅡ、Ⅲ 20歳以上75歳以下 PS0-1 未治療

に関して全生存期間を比較する

が行われ、、その結果待ちという状況でございます。

ヘビーな治療をすれば、それだけ体への負担はでかくなり
癌はきえたけども術後の合併症が重くなった、あるいは
退院できたけども1年たったら入退院を繰り返した、

いろいろなケースが想定され。

武器が抗がん剤、放射線、手術と3つの柱

その3つをどの時点でどうつかうか?? 放射線と手術は1回しかできませんので
1回の治療をどの順番でやるのがベストか。

今のところは
抗がん剤>手術>癌が再発したら放射線、または抗がん剤
ですが

これにニボルマブがどこに来るのか??

いろいろ勉強でございます。













by kenzaburou41 | 2020-06-06 16:06 | 抗がん剤治療 | Comments(0)
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