食道癌が再発した場合の
第一選択。
抗がん剤治療
5FU+シスプラチンがまず選ばれ、その
FP治療が効かないとき、次の抗がん剤として
「タキサン系」が選ばれます。
2次治療として有効な「パクリタキセル毎週投与」
にかんして
Kato K, et al Can Chem Pharm 2011;67:1265-1272
にてえ52例の第Ⅱ相試験にて 100mg・m2の毎週、6週連続投与、
1週休みの成績。
CR4例、PR19例、奏効率44.2%
全生存期間中央値10.4カ月。(95%CI:7.8-14.2)
なのですが、毒性もそれなりにあり。
G3以上の血液毒性
WBC減少45.3%
好中球減少 52.8%
非血液毒性ではいずれも10%以下とそれほど多くはありませんが
疲労、食欲不振、肺炎とつづき
神経知覚障害 は全Gradeをいれると81%の方に生じ、うちGrade3以上が5.7%
間質性肺疾患 は全Gradeをいれると5.7%の方に生じ、うちGrade3以上が3.8%
ということで、
毎週の血液検査と、Grade2の末梢神経障害がでたあたりでお薬をお休みする、あるいは
薬の量を減らしましょう
と書いてあったのでメモメモ。
2020年春からはオプジーボが使えるので食道癌が再発しても、もう少し期待できるのでは。。。