食道がんの手術をうけたかたは、
術後後遺症に長く悩まれている方が多くて
大食い、早食いができない
食事がつまる
すぐいっぱいになる
平らに寝ると逆流する
などなど
慣れるまで3年どころか6-7年かかる、外食は控える、
健常者との飲み会参加はおっくうになるといろいろ。
手術方法でこの問題を解決できないかと、胃ではなく小腸と大腸の一部をのどまで
持ってきて、胃を残す手術、というのも採用している施設がありますが
施設によって胃を極細く作るとこと、胃のほとんどを使って作るとこ
2つにわかれるようで
胃の壁内血流を温存できるメリットがあるのが後者の亜全胃胃管。
このほうが容量も大きくなっていいのではないか、と当院でも採用しております。
古くから「うちは極細い胃管でやってます、それ以外はやってません」てとこもある。
一度できあがった伝統を破るのも勇気がいるし、さらに生活の質を改善させたい
という新しい術式にチャレンジする医師もおり、いろんな考えがあってどっちもあり。
いい術式は残るし、悪い術式は廃れる
時代時代で変わっていくんですけども
アンテナはっていい方法を取り入れる柔軟さをもちあわせねば。