これまでのバレット食道がんの治療をまとめますと
白色光よりLCIのほうが拾い上げにはよさそう
胃のなかの空気吸った後、食道にもどってよく深吸気で息止めすると
食道胃接合部が観察しやすい
SSBEでは2時方向に注意する
あかい、もしくは隆起に注目
範囲診断は正直わからないので、SSBEごと全部取る
LSBEならLSBE全部切除したいところですが、全周切除はできればさけたいので
一条がんがなさそうなところを選んで亜全周切除をする
残った部分は狭窄の回避が得られたと分かってから再度切除、もしくは厳重フォロウとする
逆流がそののこったバレットを刺激するかもしれないのでPPIはできれば外来で続ける
深達度診断に拡大もEUSもあんまり当てになんないので
0-Ⅰp、0-Ⅱ型はESDファースト
0-Ⅰsは最初から手術
つう感じでやっとります。
SM癌で3cmくらいまでなら下部食道∔噴門側胃切除でよさそうで
進行癌(おおむね4cmをこえる)は上縦隔郭清を伴う根治手術を扁平上皮癌と同様に行う。
てな感じでしょうか
ここまでいうとバレット食道って癌になるの?
いやいやほとんどの方が一生何も起きないけどもごく稀に癌になる方がいるんで
LSBEのかたは年に1回は内視鏡
SSBEはそこまで短くなくてよさそうだけど、心配なかたは受けても良い
でしょうか
この考え、あってるかなあ~今の時代に。。
コロナ時代だと、貴重な一回の検査になる可能性もあり
うまく拾い上げられるようなやり方をひねり出さねばっ