胃管再建術を受けた患者さんが悩む問題
これは真っ平らにして寝ると消化液がのどまで逆流して
たまらず起きてしまうという問題。
胃温存回結腸再建術は胃管再建術よりも
手間のかかる手術ですが、
大腸と小腸の境目にある逆流防止弁を喉の近くまでもってくるので
食べたものがのどに戻ってこないので真っ平らにねるのもできるそうです。
しかしただでさえ時間のかかり、合併症で命を落とす可能性も
ある食道癌の手術を
さらに時間のかかる再建にトライするかというと
そうとう経験のあるチームが分担作業で手術に取り組まないと
簡単ではなく、多分いまでも限られた施設しかやってないのでは
ないかと。
それはさておき。
胃管再建術を受けた場合は体を起こして寝る
背中に座布団をしいたり寝る前にたべないなどの工夫
え、ええ~食道癌の手術うけると大変じゃない
って思うかもしれませんけど
じゃあ放射線治療受けて、癌が治りきらない場合にサルベージ手術
をうけるとなるともっと大変な手術になりますので
どっちを選ぶかはよくよく考えて。
でも疑問なのは、こうして体を起こして寝てるのになんで戻ってくるのか?
角度なのか
寝返りなのか
あるいは食べ物を最後に食べた時間から寝るまでの間の時間なのか
食べ物の種類なのか
量なのか
そういう疑問はいまだに残ります
ゴルフしててボールをカップからとろうとして前屈みになったら消化液がげっ~と
食道がん手術、しばらくは慣れないと大変でしょうけど