食道がんの患者会 シンポジウムで
後輩の緩和ケア専門医とひさびさに会って
話を聞いてきました。
いろいろ治療をうけてきて、治療法がもうありません、といわれて
たどりついた先の緩和ケア医
不安や不満、いろいろな思いをどうやって対応しているのか?
難しい病状を克服するのが外科医だったり放射線治療医だったり腫瘍内科医だったり
野球で言えばバッター
緩和ケア医が大切にするのは最初のコンタクトで
その時間を十分に割いて話を聞き、胸の音を聴診し、脈を取り、お腹を触り
を長い時は1時間かけてやるという。
先生、緩和ケア医はバッターじゃないです。キャッチャーです。
どんな難しい状況も受け止めて、話を聞いて、、とれないボールはありません
という。
手術はできない、放射線治療はできないといわれますけど
緩和ケアできません、うけられません なんて人はいませんから。
おお〜っ、、、そうかそうだなあ
外来はどうしてるの?週に何回?
いつ患者さんのコンサルトがあってもいいように
「毎日外来出ています」
え〜っ、、、それすごくない?
「だからクタクタなんですけど、病棟も一人で見てますし、僕しかいないんで」
すごすぎる!
ああ俺が死ぬ時は、こいつに頼もう
とびっきりのケア頼むわ
といって、別れました。
外科医やめて10年経つけど大きく成長してるなあ
ほほえましく
たのもしく
こういうお手本のような先生に光が当たるといいな