バレット食道がん、稀な食道がんといわれました。扁平上皮癌と治療法は同じですか?
3年前に胃がんを内視鏡治療で切除し、その後半年おき、最近は1年おきに
胃カメラを受けていました。今回それでみつかりましたが早期でもリンパ節に転移したら予後は
よくないですか?
のご質問
扁平上皮がん=酒、たばこ、やせ型
腺癌=逆流、高脂肪食、肥満
とタイプがちがいます。日本では90%扁平上皮癌で腺癌は5%にすぎません
年2万5千人が食道癌に罹患する時代ですので、5%というと1250人ですか
少ないと言っても実際かかってるかたはいるわけです
しかし情報が入ってこない
お答えしますと、早期がん、転移がない=内視鏡治療という点では同じです。
扁平上皮癌だと進行癌は抗がん剤+手術、もしくは抗がん剤+放射線治療がおもな治療法ですが
腺癌ですと手術がメインになります。
1年おきに内視鏡やってみつかった=これは腕のいい内視鏡の先生に当たったのだとおもいます。
なぜなら場所的には逆流性食道炎とみわけがつきにくいこともありますし
わずかな色調変化や凹凸、を見つけるのに苦労します。
またどこまで拡がっているかの範囲診断も、酢酸、インジゴ混合液(AIM)+LCI+拡大内視鏡などを
もちいますが、境界がわかりにくいものも存在しますし
かといって全周とっていいかというとまた狭くなる問題もあり。
個人的な見解ですけど、扁平上皮がんよりも気を使います。
おそらく年1回の検査でみつかったということですからそこまで進行している
可能性は低いでしょうけど、リンパ節転移のないうちにみつかれば予後は期待できるとおもいます。
まずは内視鏡でとってみてからの判断になるでしょう