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桑田佳祐さん

40年以上にわたる活動のなかで、歌の本質に気付かされたのが、2011年9月に宮城で行ったライブだったと振り返る。「僕も前年に食道がんで活動を休止していたから病みあがりでね。会場となったアリーナは、震災直後、ご遺体の安置所だった。いざステージに立つと、あまり深刻な言葉が出てこない。『このたびはいろいろ大変でしたね』なんて言うのも変だし、そもそも苦手だし。でもいざ実際に『音を鳴らす』と空気が変わった。ステージが始まり、さとう宗幸さんの『青葉城恋唄』を歌った瞬間、会場の皆さんとつながることができたと思った」「歌の語源とは『訴える』なのだと言うけれど、歌とはどんなにつらく悲しい状況でも人の心の奥底を温め、時間の経過とともに少なからず『求めてもらえる』『呼ばれる』ものなんでしょうね。災害に見舞われた場合も、差別や虐待といった苦境の中にいる場合でも。それこそが歌の正体というか本質なのだろうと感じます」このライブが基点となって、その後も桑田はたびたび宮城を訪れている。コロナ以降初の有観客全国ツアーも宮城からスタートする。「言わずもがな、東北の復興は道半ば。どんなお役に立てるかは分からないが、現役世代の音楽人として自分なりにやれる形で関わっていきたい」


希望のわたしです。




by kenzaburou41 | 2021-09-17 21:56 | 食道癌にかかった芸能人 | Comments(0)
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