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ピロリ政策

今日はですね、横浜まで県またいで遠征(ってわざわざいう?)
しまして

日本がん治療学会の教育セミナーを受講してまいりました。

わざわざいかなくても今はウェブで参加できるからいいんですけど
まあ現地好きなので。
LCI-FIND研究でお世話になった加藤先生が
ピロリと胃癌の話をされてましたので

胃癌の99%はピロリ菌が関与しているとされており
その対策は、感染がわかっていたら早めの除菌。

2013年からピロリ胃炎への除菌が適応となり感染者のすでに
半分は除菌されている(しかしまだ半分は治療をうけていない)

ピロリが長年胃にすみついていると胃炎、胃潰瘍、なれのはてには胃癌ができる可能性があるんで
なるべく早い段階で、感染しているかどうかを検査して、除菌してしまえば
あとは将来的に胃癌の発生を抑えられるだろうという作戦。

これまでの除菌治療によって
医療費3770億円節減し、28万人の胃癌発生を予防、かつ6万5千人の胃癌死亡を
へらしたっていうし

政策が胃癌をへらすっ。

一方で子宮頸がんや中咽頭がんにかかわる
HPVワクチン接種は副反応の問題があって、一時中止になり
野放しにされててようやく今年再開となった。

この病によって助成の違い、不公平はなんなのかってのもある。

食道がんもあやかりたいが感染症が原因ではないので、ピロリ菌いるいないの話の時に
ついでに組み込むといいのかも。

あるいは成人式 入社式 なんかのデビューの時が狙い目で

中咽頭がんへのHPV感染予防は 童貞と処女のうちにおこなうのがよく。
コンドームをつけていても感染するらしい。

いろいろ課題がみえてきたぞ

がん防災、がんばりましょう










by kenzaburou41 | 2021-10-23 21:43 | 胃がん撲滅運動 | Comments(0)
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