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KEYNOTE-590

切除不能進行・再発食道癌の一次治療として、シスプラチン+5-FU 療法を行うことが弱く推奨されているが(CQ27)、今回の試験において、シスプラチン+5-FU+ペムブロリズマブ療法は、シスプラチン+5-FU 療法よりも全生存期間、無増悪生存期間、奏効割合を改善することが示された。【ペムブロリズマブ+シスプラチン+5-FU 療法】ガイドライン委員会は、以下の根拠から、一次治療としてペムブロリズマブ+シスプラチン+5-FU 療法を行うことを強く推奨 (エビデンスの強さ A) する。

① KEYNOTE-590 試験において、一次化学療法の標準治療とされてきたシスプラチン+5-FU 療法に対し、扁平上皮癌の集団、CPS >10 の集団および全登録患者の集団において、それぞれ全生存期間および無増悪生存期間の優越性が検証されていること

② KEYNOTE-590 試験のサブグループ解析において、日本人を含むアジア在住患者集団で上述の有効性が保持されていること有害事象の発生は許容内と考えられる。ただし、甲状腺機能異常、肺臓炎など、免疫関連有害事象の対応には注意を要する。

一次化学療法の推奨レジメン切除不能進行・再発食道癌に対する一次治療として
ペムブロリズマブ+シスプラチン+5-FU 療法を行うことを強く推奨する。


ここ数年でいろいろ整理されてきて以前は手術できない、切除不能食道がん、
というと余命半年、だったのが

うまく薬と放射線治療、手術をくみあわせると
1年もつかたもでてくるようになりました。 有難いことです。


by kenzaburou41 | 2022-02-26 13:54 | 新しい治療法 | Comments(0)
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