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どこまでさかのぼって

食道癌の患者さんで術前化学放射線治療あるいは術前化学療法を
行い、手術をして、病理でCRになってない方

なんてたくさんいると思いますが

最近その術後の補助療法にニボルマブを投与しても投与しなくてもどっちでもよい

的な話がございまして。

抗がん剤後の手術の場合は「投与するのを推奨することを、決定はできない」 

推奨するともしないとも言ってない。じゃあやっていいんだ

ということになり

ではどこまでさかのぼってやっていいんか?


10年前に手術をうけて再発がなく経過した方が、あ、そうかじゃあ
やりましょうとはまずならないし

5年前に手術をして再発せずに経過した方も、最初の食道癌についてはもう大丈夫でしょう
と、おそらくこの治療を受ける人はいないでしょう

また最近手術をうけたかた、は最初からそういう話もちょっと聞いてたりするでしょう

じゃあ1年前に手術した人はどうなの?
2年前は?3年前は?

当時はそういう術後の補助療法には使えなかったけど
今はそういう治療を受けても良い ということになり

受けても良いが、必ず再発しないとも言えないし
やることで思い副作用が起きることだってある
受けると保険適応だけどもそれなりに高額になる

いつまでさかのぼっていいんでしょう? 


と問い合わせてみたところでございます。

個人的には再発は2年以内に起きる方がおおいんで
2年くらいまではさかのぼっていいんじゃね?ですが

みなさんどうされてるんでしょうか





by kenzaburou41 | 2022-04-05 22:52 | 新しい治療法 | Comments(0)
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