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DCF後の回盲部炎

食道癌の手術を受ける方は
今手術前に抗がん剤を受ける方が一般的かと思います。

DCFという3剤併用を3コースやって手術

って結構ヘビーな治療がFPよりも術前ケモラジよりも
良かったことが判明し

これから術前はDCF

でも有害事象にも気をつけねば抗がん剤の合併症で
厳しい集中治療をうけねばならないこともあり

そんなことはわかってらい

という方に。

DCFの副作用として
「治療後しばらくしてからの回盲部炎」
がしられています。

回盲部、つまりは右の下腹部が炎症を起こして
お腹が痛くなる

CTとったら腸の壁がむくんでる

これがDCFによって引き起こされる合併症とか。

そういえばDCFやったあと、しばらくして虫垂炎発症したり
そーいうのがあったけども、これも抗がん剤の影響でしょうか。

あと好中球減少、白血球減少、骨髄抑制が高率におきる
としられていますが

重篤になるのを予想するのには単球の動きをみると良いそうです。

単球がうんと減ってきたらこれは好中球も少し遅れて減ってくる
サインであり 

それを早く知るには採血でよく推移を知っておき、早めにGCSF製剤を
投与する

day5-15には予防的抗菌薬を投与

これがDCFのマネージメント


手術だけでなく、抗がん剤をうまく扱い、適切な時期に手術を企画する

現時点ではこれが一番治るのに近い方法。

そのうち切除可能食道癌にも
NivFP、もしくはベンブロFP、Nivo-iPiで治療を開始して手術、DCFー手術とどっちがいいか
って研究もきっとこれから検討されるんでないか?

話題に尽きない今日この頃です





by kenzaburou41 | 2022-07-19 23:03 | 抗がん剤治療 | Comments(0)
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