食道がんの治療法もここ2年で大きくかわり
根治切除可能なら>DCFスタート
根治切除不能なら>免疫チェックポイント阻害剤+FP、もしくは免疫免疫
ってことなんですが
じゃあ「根治切除できるかできないかギリギリ」境界はどうしたらいいんでしょう?
これはJCOG1510に登録していただいて、DCFスタートか、ケモラジスタートかにランダムに振り分ける
っていう試験が日本の有名どころの病院で行われていて、その試験の結果がでないとわかりません
え?わかんない?どういうこと?
そーなんです、まだ始まったばかりなんで。どっちも有望そうな方法です!
で「切除不能」といわれても、まだそれがそのまま「手がない」わけではなく
免疫免疫、もしくは免疫+FPがすごくよく効いた方ってのは、長生きできそう
ということもわかっていて
「DCFやって根治手術をしたけど再発した」というかたもいれば
「免疫+FP」「免疫免疫」がきいて手術しなくていい状態を維持しているかたもおり。
スタートの時点、ステージの数字が少ないかたよりステージの数字が大きいかた、が長くいい状態を維持する
なんていう逆転現象も、ときに経験いたします
「病気になったんだから1週間くらいですぐもとに戻してくれ」
は進行がんの場合はそういうわけにいかず、根気よく治療を続けて、
身を削り、心をすり減らし、つらいことが多いと思います。
だけどもついこないだまで使えなかった薬が今は使える、という有利な状況
諦めずにがんばりましょう