人気ブログランキング | 話題のタグを見る

リンパ節何群?消える

今回の食道癌取扱い規約の大きな変更として
食道癌のリンパ節転移、1群、2群、3群、4群って
いままで主病変から近いところから遠い所に飛び火がおきた
時に近いとこを1群、かなり遠い所を4群と数字で表して
いましたが、

これがなんと思い切って廃止

転移したリンパ節の個数が何個か、でNのナンバーが決まることに
なりました。

胸部食道癌なら
「101R 101L 106rR 106rL 105 106tbL
107 108 109R 109L 110 111 112aoA 112puL 112puR
1 2 3a(左胃動脈沿い) 7 9 7a 11p 19 20」
が領域リンパ節で
104R 104LはM1a:郭清効果の期待できる領域外リンパ節

それ以外の102 106tbR 16 3b(右胃動脈沿い) 8pなどはM1bリンパ節(M1a以外の領域外LN)として定義され、ここに転移があれば深達度がどんなにあさかろうが
ステージⅣB

個数が1~2個ならN1
3~6個ならN2
7個以上ならN3

となります。

なんのこっちゃ、、と思いますが

食道癌の転移は頸、胸、腹と広い範囲に及びますので
手術の時も広い範囲をお掃除して取ってくる必要があります。

転移個数が多ければ多いほどそれ以上にもう
転移が拡がっている可能性があり

抗がん剤である程度遠隔転移を制御しつつ
手術で目に見える範囲は取ってくる

という戦略と

いやいやもう手術しても全身に癌が拡がってるんだから
抗がん剤やオプジーボなどの薬物治療でうまく制御
して必要なものには手術や放射線を考慮する

っていう戦略

放射線と抗がん剤で癌を小さくして周りへの浸潤がとれたら
手術を加えるという戦略

個別に考えていくというところです。

いままでは何群だっけ、と取扱い規約を見て
記載してたのが 何個だっけ?
と数えるようになるのが今後のステージングの方法で。

全国の施設でしばらくはなれるのが必要でございます。







by kenzaburou41 | 2022-09-28 15:06 | 食道癌取扱い規約第12版 | Comments(0)
<< 市民講座 食道アカラシアと逆流性食道炎 >>