人気ブログランキング | 話題のタグを見る

食道神経内分泌細胞癌

食道癌のなかでも、予後がわるいとされる神経内分泌細胞癌

切除不能を対象としてのJCOG1213 試験
エトポシド+シスプラチン
VS
イリノテカン+シスプラチンの比較試験では

エトポシド群 生存期間中央値 12.5ヶ月
イリノテカン群   10.9ヶ月 で同等の成績。




にしても1年生存率52.1%、41.8%
ていうので、治療がすすんだとはいえ厳しい病気にかわりなく。

20年前の食道症例のまとめでは5年生存9%
生存期間中央値6ヶ月
と報告ありまして。

手術だけではとても治りそうにない

むしろ非手術治療をベースにして戦略を組みべきでは?

ということで表在性の食道NECにESDしました
っつー報告がちらほら。といっても2000年から10例しか
報告がなく

明日内視鏡学会にて 6例のESD症例の経過を報告する予定

でございます。

希少がんの貴重な経験を伝えます

























by kenzaburou41 | 2023-05-25 13:25 | 食道稀な症例 | Comments(0)
<< 神経内分泌細胞癌への集学的治療 新訂NBI内視鏡アトラス >>