外科医をやめて緩和ケアの専門家になった後輩が
近くで講演をするってんで
ワテラスに行ってまいりました
歌手の麻倉未稀さんが乳がんに罹患して、それを公表するかどうかの
葛藤、治療を経て、がん検診の重要さの啓発活動、がんで亡くなった
友人を看取る側の心のケア、地域でみんなで支える取り組み
スクールウオーズ世代ですから、ヒーローよく聴いてましたし
あのイントロが流れるだけで心奮い立ちますし
食道がん患者さんは悩みを抱えても結構口にださない
方が多く、いいときも悪いときもあっていいんだよ
泣きたいときは泣きましょう
箱のティッシュを買って 電車のグリーン車
誰も乗ってないから一人で泣いて 50分
目的の駅に着いた頃には
もう泣いてる場合じゃない
次のステップに向かおうと
医者として 優れた治療を提供することは比較的簡単
しかし折れた心にどう寄り添えるか、は、なかなか簡単な仕事ではなく
それこそ「話を聞く」「時間もある」「背中を押す」「一緒に泣く」「笑う」
が出来る方が近くにいること が望ましく
「緩和ケア」は病気をしたら癌だけでなく、だれしもが受けられる治療
がんになったらまず緩和ケア
克服できた人も、そうでない方も 山あり谷あり
どれだけ長く飛べるかよりも
どう飛んだか?
考える1日でございました。
後輩くんも立派になって
うるうる。