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食道表在癌カラーアトラス その7

さてこちらの症例 ↓ いかがでしょうか?

みなさんならどうよんで どうします?
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シンキングターイム

通常観察で大事なのは
空気量を変えての撮影でございます。

空気をいれてよく伸びるのか

それともがっちり硬いのか

やわらかい=浅い

硬い=深い

まずどっちか?

を観察

脱気で厚いけど、伸展するとまあまあ伸びますね

あれ?浅いのかなあ?

それから拡大
という順番で進めます

拡大左はイクライクラなんですね

お、上方発育か、厚みのわりには浅いかもね
筋板にたっちするくらいじゃない?

でも下段右は結構イクラから逸脱してあっちゃこっちゃ
不揃い不均一やね

表在癌の中でも
EPLPM=おとなしい
MMSM1=ちょいわる
SM2SM3=だれがみてもわるい 

のうち「ちょい悪」でしょう

このちょい悪、まではESDの適応
あとは手術すぐに予定が入らないんだったらまずESDして
とってみて考えるもあり

まさに今転移が始まろうとしているなら
体にこんなものが残ってていいことない。

↓ ESDしてみますと一部MMで大部分はEPLPM
んでほんのちょろっとSM1に1切片だけこぼれてる 

う、、やっぱりちょい悪だったか

最初から手術でもよし、最初からケモラジでもよし

まずESD取ってみて病理みてから手術、ケモラジでもよし

方針をきめるには正確な深達度診断を行うのが重要。
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by kenzaburou41 | 2024-07-24 07:30 | 食道表在癌内視鏡アトラス | Comments(0)
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