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食道表在癌内視鏡カラーアトラス その12

このブログをみて早期食道癌診断勉強会に参加したいです。
どうしたら参加できますか?

って熱心な先生からご連絡があり、はい、広報活動してますから
やる気のある人はウェルカムですよ~ もし敷居がたかそうだなあー
と不安のかたはケン三郎にご連絡ください、仲介いたします。

でこの症例も10年前に勉強会に出した症例 10年前ですかよーやく
BLIが入って、診断に値する写真が取れ始めたころです。

左上 白色光 もこもこ隆起めだちます、特に前壁のとこはもこもこ

右上 BLI拡大 もこもこ内の血管ですが、これをどうよむか。
これループ構造残ってるんですね、行って帰る感じが。
だからB1血管なんです。 これB3だからSM2 と読まないで~の写真。
食道表在癌内視鏡カラーアトラス その12_b0180148_22373728.jpg

















通常と拡大だけですとSMがん?と間違う人もいるので
そういうときは
食道造影と超音波内視鏡を追加してました。10年前は。

きれいな透視ですよ、正面像側面像、壁の伸展具合と凹凸 すこーし直線化はあるかな

EUS SM層のしろいとこはわりと保たれてるな。腫瘍の厚みがあるけども。筋板をがっつり
超えてはいないでしょう

>てことでMMくらいかなと診断してESDを行いました。

今も食道造影、熱心な施設はやってるとおもいます。でもまあちょっと深いかも
とおもったら「早く内視鏡でとって、深かったら追加治療」が浸透していて
ESD後に手術か、ケモラジを選ぶ。

病理をみてどうするかを決めましょう

↡結果 LPMどまり! なんと浅かった。
食道表在癌内視鏡カラーアトラス その12_b0180148_22374396.jpg


















大きな手術やケモラジをうけずに、10年お元気で過ごされた

これを深いと読んで、ケモラジしてたら、深層は闇の中。
治ったとは思うけども・・

ということで診断を突き詰めることで患者さんにいい選択肢を
提供できる、

10年前の自分を振り返ってみて
ああこの診断学を若い人にぜひ継承してえなあ

そんな53歳おっさんです。

10年後にこの記事よもうっと










by kenzaburou41 | 2024-10-11 23:03 | 食道表在癌内視鏡アトラス | Comments(0)
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