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赤字

東京医科歯科大病院から名称変更した東京科学大病院(東京都文京区)は、5年度に約11億円の赤字を計上。6年度の赤字額は30億円以上に膨らむ見込みだ。収支改善に向け、手をこまねいていたわけではない。職員宿舎の一部解約を決めるなど、コスト削減を推進。対応は、職員らが着用する白衣を病院支給から自腹購入に変えるといったものにまで及ぶ。各診療科の初診枠を拡大させたり、手術数を増やして入院の受け入れを強化したりと増益に向けた取り組みも強化。新型コロナウイルス禍(2~4年度)に6~7割台だった病床稼働率は現在、8割台まで回復し、コロナ禍前の元年度と比べて6年度の医業収入は約55億円増となった。ただ、こうした努力にもかかわらず、光熱費や人件費などの固定支出は約73億円も増えた。情報システム更新などにかかる費用も重くのしかかる。採算面を考慮し、来年度は一部病棟の閉鎖にも踏み切るという。藤井靖久病院長は「収入は増加してきているが、診療経費や人件費などの負担が大きい。病床稼働率を上げても増益となりにくい」と明かす
by kenzaburou41 | 2025-06-02 22:22 | ひとり言 | Comments(0)
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