年の瀬 クリスマスのイルミネーション
財前は銀座4丁目の交差点に立っていた。
研究会の帰り
「ああ、もう半年がたったのか、、」
家路に向かう途中、ふっとふりかえり ネオンのほうへ
バー「さつき」のドアを開けた
さつき「あっ、、、」
財前「しばらくだな、さつき」
さ「ざ、、財前先生っ、、生きていたのね」
財「ああ、、食道がんをたくさん治療してきた俺が食道癌、、まあ医者の不養生ってか」
さ「だいぶやせたんじゃないっ? 心配したわよ、、」
財「だいぶ減った、、ズボンがブカブカでな、、思った以上に大変だった」
さ「どうなの、食道がんって、怖い病気ときくわ。桑田さんとか貴明さんとか、、復帰に時間がかかるみたいだけど」
財「抗がん剤、手術、いやあなかなか、これは受けた人じゃなきゃわからない大変さ」
さ「でも、よかった、またギラギラしてる先生に会えて、、安心したわ、、お酒、、飲めるの?」
財「酒? まさか、、酒で食道癌になったようなもんだからな、、死ぬほど酔うっていうしな」
さ「快気祝いでいいじゃない? ボトル残ってるわよ、ほら 生きて帰るって書いてある」
財「半年前か、、ああ 心を奮い立たせた頃だな」
さ「先生がお好きなお酒を控えてるって、、違う人みたい、、ちょっとねえ、お祝いしましょうよ」
財「えっ、、今日は顔を見に来ただけ・・・」
さ「ほら、、ストレートのウイスキー」
「ごくりっ」 酒を欲して唾を飲む音がした
さ「ほら、、」
財「う、、うん」
食道癌になったのは酒のせい、わかっている、
ああでも酒をこのまま辞め続けるのか、ちょっとなら、、ちょっとだけ
俺の患者もそう 酒を辞めろ、いや飲みたい、辞める、辞めない、揺れ動いているのかも
俺は弱い人間だ・・
財前は意を決して グラスに口をつけ
ゴクリとウイスキーを飲みほした
財「かーっ、、この焼けるようなのどの感じ、、久しぶりだ」
グラスの奥に見えた、さつきの微笑む笑顔に
これまで半年張りつめていた緊張がふっと解放される財前であった
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