ケン三郎の質問コーナーでもっとも多い質問が
①「食道のブラウニッシュエリア」「まだら食道」といわれました、大丈夫でしょうか?
②「バレット食道」と言われました。癌になると聞きました、大丈夫でしょうか?
の2つ。
② のバレット食道、欧米と日本の違い
日本>鎮静して内視鏡する文化がある地域とそうでない地域がありまして
鎮静する地域(欧米含む)ではおそらくこの食道と胃の境目
よーく管腔を広げて観察するのが難しいんじゃないかと思います。
なので左の図のように、胃のひだの一番先端、ここが食道と胃の境目=EGJとなり
これより先に扁平上皮(白)と腺上皮(赤)の境界がある場合に
この部分をバレット食道、といい 3cm以上あればロング、3cm以下ならショート
となります。

鎮静なんかしませんよ、という地域では 大きく息を吸ってこの管腔を
十分に広げて観察ができますので、右のように管腔がパーンと
開いて食道の下の方にある柵状血管が見えてきます。
この下縁が食道と胃の境で日本の規約には柵状血管下端、が食道と胃の境目、
良く見えない場合は胃のひだの上端を境目とします。
もちろん鎮静してても、ここだけは起きててほしいので
「息すってー」とお声がけして伝わればそれで構いませんが
全身麻酔、あるいはそれに近い深い鎮静で完全に寝てしまうと
「見えにくい」場所になります。
さて
この短いバレットから癌ができる確率は0ではないけどかなり低い 年0.02%、
5000人いて1人、、4999人のほうに入る可能性が高いですよね
「バレット食道」っていわれたけど長さはどないやねん、ってことで
長いやつは要注意、それ以外はあんまり気にしなくてもよい。
「経鼻内視鏡で異常を見つけるコツ」
1)NBIやBLI LCIなどの画像強調をつかう
2)空気量を変えて、深吸気で粘膜を広げる
3)胃からの反転観察も行い、ヘルニアの程度もチェック
4)空気量多めではバレット内のNBIで緑の太い血管を観察>これが見えれば正常
5)空気量少なめではバレット内の粘膜模様の不整がないか、を見る(経鼻でも結構見えます)
6)出血やびらんも拾い上げのポイント
これで異常があれば生検>
癌が出たらさらに精密検査
・画像強調+拡大内視鏡で範囲診断(これでも難しいので切除するときは広範囲切除)
・酢酸・インジゴ
・(EUS:ガイドラインでは深読みが増えるので推奨しない)
・食道造影(深達度診断:きれいな写真を撮る匠がいれば)
・ヨードで扁平上皮島の広がりチェック
これだけやれば十分オタクです。
1・24日(土曜)13時から「Barrett食道研究会」がウェブで開催されます。
きれいな内視鏡画像と病理の1対1対応。
世界で一番オタクな会という噂もある研究会です。
三連休真ん中は当直なのよー
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-35975637"
hx-vals='{"url":"https:\/\/furuhata.exblog.jp\/35975637\/","__csrf_value":"8881a228845be4ca5fa0bb6987e1c0c836da9f43c811af9fa31f687a6e84342ef079d1e0af67b04397e1d468d5edf5b7bed7fe6922b49ed9da194f2c7c1da881"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">