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カテゴリ:緩和ケア( 24 )

胃ろうの歴史

食道癌のESD

むちゃむちゃ難しいし、穴もあくし
EMRの分割の方がめちゃめちゃ楽だし
安全じゃない

て思ってたのがムコゼクトームの出現で
あれよあれよと筋層を傷つけないで
粘膜下層を剥離できる

これなら食道ESDも安全にできる!

すごいものが開発されたもんだなあ

と感心するんだけども。

最初にそれを
考えついた人はエライ!わけで。

ケン三郎のマイブームは

歴史をひも解いてみる。

胃ろうについて。

「これが何故汎用されるようになったか」

昔は胃に穴をあけて管をいれる、という
処置は、開腹手術でやっていたので

それほど流行らなかったそう。

これを内視鏡でつくってしまおうと考えついたのが
1979年、小児外科医のマイケル・ガウダラーさん
という方で

神経疾患などで摂食,嚥下障害のある子供が
開腹手術による胃ろう手術をうける。

しかし合併症で苦しんでいる人をみて
なんとかいい方法が無いかと考えて
胃カメラを使う方法をおもいつき、
腹部の切開サイズを最小にして縫合不要な
手技で胃ろうを作る方法を考えついた
という。

利点:手術室をつかったり全身麻酔不要
入院費用,期間の短縮

鼻からいれる経鼻経管栄養よりも負担が軽い

腸管免疫の有用性が明らかになり、なるべく
腸をつかう重要性が認識されている

などなどで

1980年代に米国で汎用されるようになった

日本では1990年代から徐々に普及し、2000年
代に急速に広まった。

日本では2000−2010年の最初の10年で
急速に市場が拡大。

しかし,現在、この適応について
いろいろと問題がある、、、


つづく〜


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2013-07-04 23:50 | 緩和ケア | Comments(0)

生き方

「誰にも言っていませんが、余命は1年もないでしょう」と自らの余命を語るのは、神戸市「新須磨リハビリテーション病院」院長の神代尚芳医師(67)。これまで約200人のがん患者を看取ってきたという神代医師。そんな彼が今、末期の肺がんに侵されているという。

がんが見つかったのは、昨年5月のこと。手術は、親友の医師により7月に行われた。だが現在、神代医師は抗癌剤や放射線治療などの治療を行なっていないという。「『大細胞型』のがんは抗がん剤が効きにくく、放射線治療も効果がないんです。だから、もう対応のしようがない。飲んでいるのも胃腸薬ぐらいです。もちろん、自分がこれまで患者に言ってきたことと違うことをするわけにはいかないという思いもあります」

これまで彼は患者への治療を必要最小限にとどめてきた。それは延命ではなく“自分らしい人生”を送ることに重点を置いた治療だった。神代医師によると、今の医療はやるべき治療を行なっていない一方で、やり過ぎだと思うことも多いという。「もちろん何でも放置すればいいというわけではないですよ。でも手遅れなのに手術を重ね、辛い治療を続けることで“最期の時間”を犠牲にしている人も多いんです」

そんな彼が20年間に渡り提唱してきたのが『完成期医療福祉』という考え方だ。「『死ぬことはこの世から消えてしまうこと』だと考えると耐えられないほど恐ろしい。でも『死は人生を完成させるもの』と思えば、怖くなくなる。つまり充実した最期をもって人生を完成させるということです。そのためには、管理された病院で死ぬのではなく、自宅などの自由でいられる場所で最期をすごす必要があるんです」

患者のために人生を捧げてきた神代医師の考える“人生の完成”。それは、独居老人が自宅に戻って充実した最期を迎えるにはどうすればいいのか。どんなサポートが必要なのかという答えを見つけることだった。「幸か不幸か、私はがんになりました。だから自らが実験台となり、それらを見極めたいと思うようになりました」

しかし、今年2月に脳への転移が発覚。“独居闘病生活”の試みは、断念せざるをえなくなったという。理想と現実の間で揺れ動く神代医師は、しみじみとこう語る。「今回、私は2度の手術をしましたが、これでよかったのかなと思うこともあります。でもそれは最期にならないと誰にもわかりません。医者といっても神や仏じゃなく、人間ですから。何がよかったかなんて最期までわからない。そんなもんです」

そんな神代医師を支えているのは、家族の存在だ。妻の実津子さん(58)がこう振り返る。「今回の独居をいちばん反対したのは、27歳になるひとり娘でした。『なんで最期なのにパパと一緒にいられないの!最期はパパと一緒にいたい』と強く反対したんです。主人は子煩悩でしたからね。その言葉も心に響いたようです」

夫を元気づけようと、実津子さんは日本舞踏の仕事を辞め、夫の介護に専念することを決意。神代医師はいま、妻の作ってくれる手料理を何よりの楽しみにしているという。実津子が続ける。「普段は毎日料理をつくるのなんて疲れると思うはずですけど、今は不思議と楽しいんです。体調がいいときは一緒にお酒も飲んだりするんですよ。もちろん、ほんの少しですけど(笑)。こんな生活は、病院だとできないでしょうね」

神代医師は『いざとなっても救急車を呼ぶな』と実津子さんに言い聞かせているという。実津子さんは、笑顔でこう語る。「実は24時間ずっと主人が家にいる生活なんて、結婚して30年で初めてのことなんです。がんになったのは残念ですが、その反面、いま初めて主人がいつも家にいる。娘にすれば『パパがいる』生活なんです。きっと神様が最期に幸せな時間を与えてくださったんじゃないでしょうか。そう思うようにしています」
by kenzaburou41 | 2013-03-30 12:16 | 緩和ケア | Comments(1)

我慢しない

がん治療の効果が得られず
痛みを訴える状況になったばあい

モルヒネの投与が行われます

日本ではモルヒネときくと
イコール死が近い
という先入観のある方が多く

欧米にくらべると先進国のなかでは
一人当たりの
使用量がうんと少ない
といわれています。

癌が進行してくると
様々な症状がでてきて

「痛いですか?」
と聞いても
「いえ,痛くはありません、背中に
なにか棒をいれているような感覚です」
「痛みというより吐き気がする、だるい、
眠れない,気持ちが優れない」

と、いろいろ。

女性だったら、同じような症状
をもった人に聞いて情報を共有
して周りを使って状況が好転する
ように対処するのですが

男性はもともと「痛い」
「苦しい」を口にするのを
かっこよく思わないので

我慢して言わない方も少なくありません

「痛くはありません」と言ったばかりの
患者さんの所に、本人に気付かれないように
戻ってみるとベッドの上で苦痛で
顔が歪んでいたり

「がんが進行していてそれが
体に変調を来している」ということを
認めたくない、という心理もある
のだろうと思います

「我慢しないでいいんですよ」
と伝えて

苦痛をとる専門の麻酔科医の
先生もいますので
頼りにしてはいかがでしょうか


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2012-11-22 00:25 | 緩和ケア | Comments(2)

これからの癌治療

今日は,うちの病院に新しく
できた緩和ケアの教授の就任
パーティがあったんですわ

癌の治療、うまく行くケースもあれば
残念ながら最後,死を迎えるケースもある

日本では手術や放射線,抗がん剤
といった癌を懲らしめる治療は
最先端だけども

癌で亡くなる患者さんへのサポート
に関しては非常に遅れていて

専門病院も、治療の最後は
「ホスピス」を探して下さいとなる。

患者さんは「いやまだ、それは認めたくない」
となっていろいろ薬を試したり、
保険の効かない治療を高いお金を払って
受けてみたり。。

まだまだ最後を看取る「緩和ケアを専門にする医師」
は少なくて、

でも,癌治療においては
なくてはならない部門

いずれ死を迎える人をいかに
生活の質を保ちつつ誘導するか

「なるべく自宅で過ごしたい」

ならば、痛みを最低限、寝ている間は
苦痛なく眠れるようにしなきゃいけないし

できれば、家の中で動くくらいは
自由にできること

が最低限の疼痛管理です

「激痛で飲み薬が効かない」

時は、我慢せずに痛みをしっかりコントロール
してもらえるように
主治医に相談するほうがいいです

こうした痛みは個々の病状によっても
適切な量が違いますし

薬があう、あわないにも
個人差があります

飲み薬、貼り薬、皮下注射

それでもうまくいかなければ
麻酔科、ペインクリニック
を受診しましょう

持続硬膜外麻酔など
いろいろ相談に乗って下さいます


以前の書いたブログにいっぱい
記事を書き留めてたのに
一度に消去されたものだから

心折れてしばらく気持ちが
のらない日が続いたけれども

期待している患者さん
やご家族がいることを
ひしひしと感じて

後輩の緩和ケア屋さんに
詳しい資料を送ってもらう
ことにしました

食道癌どのステージの患者さんにも
対応できるように
全般的に詳しくならなきゃ。。。

学会が認めてる「◯◯専門医」

資格を取った瞬間から、内容を忘れてしまう
ようでは「専門医」ではありませんね

「緩和ケア」

これほど奥の深い分野もありません

たくさんのことを知らないと。


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2012-11-10 23:14 | 緩和ケア | Comments(3)