カテゴリ:早期食道癌診断勉強会( 30 )

312回早期食道癌診断勉強会 2例目

2例目は下部食道の左前壁の4分の1周性
の発赤陥凹

辺縁隆起の幅が広くて

陥凹は浅く、不整だけど割とツルッとしている

0ーⅢ型といいますか

0ーⅡc+0ーⅡaといいますか

パッと見て、sm2じゃん、もうすぐ2型の進行癌になったちゃう、、

というような なんでまたこれ勉強会に、、

なんですが

パーツパーツを見ると前璧側は角化を伴って
左壁側は周りからのひだも引いて結節状に厚い。

まあここ深いやろ

なんですが

空気をいれたりぬいたりすと伸びはまあまあいい

sm2がっつりでもないかなあ

血管見て見ると

辺縁隆起部は左、口側、ある程度の太さを持った伸長した血管、
B3ですかB2ですか、これ

中心部は血管がよく見えない、ベラークも乗ってたりで
一部距離の短い細切れのB2血管が見える

うーんやっぱりB2ドミナントが広いからsm2でいいんじゃない?

前壁の角化のあるところはB1とAVAs こっちはまあ浅かろう

やっぱり気になるのは左壁の辺縁隆起、ここB3でしょ

いやB3とは読めない、これはB2としたい

色々意見あって EUSはMMくらいで浅そう

ESDやりました。

大部分はMMで止まっているのだけど病変の中心部
の血管がよく見えなかった部分でSM2

ああまあそうじゃろうの

しかし左壁のここは深かろう、というところが
切り出しから外れてて

ここが見たいのに〜〜

ってとこの深さは結局闇の中

脈管侵襲もあってやっぱりこういうのは最初からESD対象から外したら?


なんだけども胃全摘後

胃がんで胃を切った、あと食道癌

う〜ん、リスクがあるとわかってたらなんとか早いうちに
見つかってるといいけども

何十年前の手術なら致し方ないか。

胃を切ってると、食道の手術が複雑化して時間もかかるので
内視鏡治療だけで治る段階で見つかるとありがたい

逆に胃を切った方の経過観察の内視鏡って残った胃だけでなく
「咽頭、食道」も合わせて精査しなきゃ


というわけで
「一見深そうだけど色々パーツ見ると浅そうなところもあって
でも結局深かった」

でした

















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by kenzaburou41 | 2018-04-15 08:17 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

312回早期食道癌診断勉強会

札幌の講演から一夜あけて
朝札幌を発ち、午後から日本橋の早期食道癌診断勉強会へ。

一例目は下部食道後壁

大きさ10mmくらいの発赤陥凹

口側は幅の狭い辺縁隆起あって陥凹内の手前が
赤みの目立つ病変。

遠景から見ると、まあsmはねえな

あってMMでしょう

NBI拡大では
病変の中央はAVA-SとB2血管、あとは上皮下のネットワーク血管、のような
血管。

これ、どう読むか。

う〜ん、、いわゆるドット状のB1血管はすでに広い範囲で見えないから
MMに入ってるのだろうけど、でもそんなに深くなさそうだし
B2と言ってもAVA-sとも読めなくない。

しかしこの木の枝というか、なんていいますか

炎って漢字みたいな血管

病気の辺縁の癌と非腫瘍の境界あたりで辺縁が下から押し上げられて元々の
ネットワーク血管が下からおされてて見えるものもある

しかしがんが浸潤した場合はこのネットワーク血管も破壊されるか
押し出されるので、癌の上にはネットワーク血管は見えないのではないか

なる意見もあり

どういう理由でこういうふうに見えるのかなあ、、、

癌を栄養してるのは間違いないし
浸潤して下から押されてるっって言ったら
腫瘍血管でいいんじゃね?

昔はそんなこと一つも考えなくてよかったけども
今は、なんでこんな血管が見えちゃうのか、が話題になる。

オタクすぎる文化

であるけど、なんでやろね、、深逹度なのか浸潤様式なのかあるいは
特殊型の組織型か、

それからこの深いと読んだ手前の赤いとこ
ツブツブが太〜い血管が並んでる。

太さから言ったらB3
だけどループ行って帰ってがあるからB1じゃないか

なる意見。

「行って帰ってくる構造が読めれば
太さに寄らずB1である」

そんな定義だったっけ。

拡大分類ができてしばらく経過して、
「欧米の人にもわかる簡単な分類」
でも対応できない病変があることがわかり

次の食道学会あたりでまた細かい分類を
作るか協議されそうな、、、


果たして病理結果は?

MMに浸潤、かつ脈管侵襲陽性

え〜あんな小さいのにっ。。 やっぱり「赤い」は要注意でしょうか

結局血管と病理の一対一対応は難しくて

これだけ技術が進歩してるんだから血管と病理の3D対応
できてもよかね?












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by kenzaburou41 | 2018-04-14 21:47 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

307回勉強会

今日は東京医科歯科大学で307回早期食道癌診断勉強会がございまして。

1例目 0-Ⅱc+0-Ⅱa 大きさ1cm程度

見た目はsm癌

だけど中心B1辺縁B2で 
B2にも腫瘍が上皮の近くまできて腫瘍血管に大きな変化があるものと

わりと粘膜上皮がのこってて押し上げられて上皮下血管の形態を維持しながら
変化したものと

そんなバリエーションがあって。

でEUSではどうも浅そう

ってことでESDやってみたら 陥凹の大部分はMMで
導管内伸展か、浸潤かで迷う部分がsmに入ってる

そのほか筋板ががんばってて一部sm1に入った部分あり

ただし脈管侵襲ばりばり、、これ悪そう、、、な結果。


2例目は 0-Ⅱc+0-Ⅰpで
裾野はドット状の血管から扁平上皮癌が推測される。

でⅠpのところは光沢があってちょっといびつだけど非上皮性の
表層、でも立ち上がりは急峻で、、カルチノザルコーマのように厚い白苔もついてない。

アメラノーティックメラノーマ?にしても黒い色素沈着ないし

ん?

特殊型だろうけどなんだこれ?隆起部分はだらんと内腔に
垂れ下がり、

まるでマッターホルンのような変な形。

治療どうするべ、smⅠ程度。

とおもったら1ヶ月でもりもりもりあがり

ごつごつと隆起部が増大。

こんなに早い進行を示すと言えば

内分泌細胞癌??

ってことで、こたえは特殊型、内分泌細胞癌、おそらくスモールタイプ

げげっ

こんなのあるんだなあ~

目に焼き付けとかないとなあ~



しかしこんなに勉強になる会なのに東京の若い医者が
参加しないっつ~のは残念っ

指導力不足っ

反省。

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2017-10-07 18:05 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

307回早期食道癌診断勉強会

今日は306回の早期食道癌診断勉強会がございました。

症例1は0-Ⅱcで辺縁隆起のあるようにもみえて
血管はB1とB1くずれの炎症による修飾のある病変でほぼEP、一部LPM

症例2は0-Ⅰsで 一見sm2 血管は裾野がb1、中心にむかってB2
範囲も広く、1ヶ月後にはB3がでて。こら~sm2でしょう
とおもったらMMどまり。。
う~ん、、診断は難しいぜよっつ


ていうことで、2週間後にこの勉強会がひらかれます。

↓ 

第307回早期食道癌診断勉強会を下記のとおり開催させていただきます。
先生方のご参加をお待ちしております。

■ 日時:平成29年10月7日(土)15:00~18:00

■ 司会担当:東海大学医学部付属大磯病院 島田英雄先生 
       大阪国際がんセンター    石原立先生
                                                                          
■ 場所:東京医科歯科大学附属病院  B棟5階 症例検討室
    〒113-8519 東京都文京区湯島1-5-45 
    TEL 03-5803-5254


JDDW前の食道癌のお勉強

おまちしております~

ぽちっとな

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by kenzaburou41 | 2017-09-23 17:59 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

明日は勉強会

明日は306回の早期食道癌診断勉強会です。

子供の運動会と重なって、、、いけるかどうか。。。


■ 日時:平成29年9月23日(土)15:00~18:00
■ 司会:仙台厚生病院        平澤 大  先生 
     東海大学医学部付属東京病院    千野 修  先生 
                      葉梨 智子先生    
                                                                                                                                                                                                       ■ 場所:アステラス製薬株式会社 本社ビル4階
   東京都中央区日本橋本町2-5-1
       TEL:03-3244-3000
■ 下記に示します症例の検討を行います。 
対象疾患:食道表在癌 、 中下咽頭表在癌
テーマ:早期発見 、 精密診断 、 病型 、 治療
「診断に苦慮した症例」 又は「興味深かった症例


スーパーマルエツの4階です

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2017-09-22 15:30 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

食道内分泌細胞がん(小細胞)

こないだの早期食道癌診断勉強会では

ほぼMMの内分泌細胞癌(大細胞型)がでて。

めっずらし〜

これまで胃と腸での報告例では、TYPE Rを示し、乳頭血管が破壊されもやもやだったけど

今回の症例は基底層のしたに腫瘍包巣をつくって、上皮下血管網がしたからおしあげられ
一見B3,B2みたいな像に。

これは腫瘍血管なのか、そうでないのか、なる議論。

腫瘍を栄養してるから腫瘍血管、だけど
もともとあった血管が押し上げられてるから腫瘍血管じゃない?

ん?

わ、、っかりにくい。

細分化しようとすると、ついていけなくなる

玄人にもわからん、ではまずい。


食道の内分泌癌のほとんどは小細胞癌で

進行して見つかると、手術してもあっという間に亡くなるとされ

1年生存50%

2年生存15%

と極めて予後不良。

長期生存が得られているのは粘膜下層癌でリンパ節転移のない
という比較的早期にみつかったもの

抗がん剤や放射線に緩和ケア、予後が悪いという
現実を目の前にした精神的なケアを早めから
組み立てる必要

幸いながら化学療法で小さくなってESDした方。

目に見える癌はないけど、そう簡単には治らないので

追加の抗がん剤を加えてまずは1年生存を目指す。

それができたら次の1年を目指す。

そして5年が過ぎていれば。。


















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by kenzaburou41 | 2017-05-22 22:25 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

302回1例目

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勉強会の症例です。

さあ何でしょう?

良性?

悪性?

悪性なら 扁平上皮癌?腺癌?それとも、、、

どこまで範囲かいかがでしょう?深達度は?

LCIきれいですよね~


勉強会のホームページがリニューアルされる予定で
いずれこの症例も宝庫に入る予定です。

お楽しみに~


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2017-03-13 14:36 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

バレット食道がんの範囲診断

今日は302回の早期食道癌診断勉強会で。

ケン三郎が司会。

2週間前に急遽症例持ってきて〜

とのオファーを受けて

先週は金、土、日と3日連続なんかしらかの研究会があって

そして今日。

いっそがし〜中でなんとか症例を持って行くことができました。

早期胃癌研究会だと30分しか時間がないので
十分検討ができないんだけど

この勉強会だと1例1時間半。

読影に耐えうる画像を準備せねばならず。

持って行く方もかなり気を使います。

経鼻、通常、拡大と写真を出していき

その道の専門家が、これはこれこれこういう理由で癌がここまで広がってます

なぜそうかといえば、この模様が癒合していたり、血管も変ですし、、
そういう目でみるとここまで広がってます。

でもその先がどこまでかがわかりませんね、この先の写真はあります?

う〜ん、、そこまで読むのか。。。

と感心しまして。

食道だけでなく胃も大腸もやってる先生の含蓄のあること。。。

バレット食道がんだと、範囲がはっきりせずに正常部と癌が混在することも
少なからずあるとのこと。

胃癌の拡大内視鏡診断は奥深え〜っ

けどおもしれ〜

次回4月15日、都内某所で303回の勉強会がございます。

ご案内いたしますので是非お越しください





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by kenzaburou41 | 2017-03-11 22:00 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

転移リンパ節診断

昨日の特別講演で
大ボスがおっしゃったこと。

深達度診断には限界があることがわかったんだし

転移リンパ節診断をなんとかしたほうが
いいんじゃないか

転移がないとわかればsm2でも3でも局所は切除
にもっていける

しかしその確証がないので手術やケモラジを選択する
ことが少なくない。

おそらく、今後食道癌は全層切除の時代になるだろうと。

たしかに、、微小転移の有無が小さなうちから
診断できれば患者さんをよりいい治療に導けるし

無駄な手術やケモラジ

適応外のESDは減る

発想を柔軟に変えていかねば。。






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by kenzaburou41 | 2016-12-11 18:40 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

第300回記念大会

第300回記念大会は
0−Ⅱbに白いぽっちの隆起がちらっみえる病変。

白いぽっちはなんじゃろな。

2mmくらいのちいさなぽっち、でも明らかに病変の真ん中にあって
GAでもないし、くびれもないから乳頭腫でもない、

末広がりの形だから腫瘍だろうとおもう。

でもつるっとしてて非上皮性の変化。

うーん、、、SMT様隆起

特殊形だろうと、、、低分化、バザロイド、平滑筋肉腫、カルチノザルコーマ、
いろんな意見がでて結果は内分泌細胞癌。

そういえば、前見た内分泌細胞癌は黄色かったな。

赤の中の白に要注意とかいたけど

赤の中の黄色はsmall cel carcinoma

にゃんと。。

うーん、色は大事

色から推測する

また一つ勉強になった。

来年また出直しですばい






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by kenzaburou41 | 2016-12-10 22:44 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)