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320回早期食道癌診断勉強会のお知らせ

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by kenzaburou41 | 2019-02-20 19:02 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

319回早期食道癌診断勉強会

今週土曜日 2月9日 15時~18時
第319回早期食道癌診断勉強会が

アステラス製薬本社ビル4階
(中央区日本橋本町2-5-1)
にて開催されます。

がん研有明の由雄先生、川崎市立井田病院の大森先生が
司会でございます。

ケン三郎は福岡に出張でございますので
参加できませんが

若者の皆さん、ご参加ください


by kenzaburou41 | 2019-02-04 16:58 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

早期食道癌診断勉強会 特別講演

今日の早期食道癌勉強会は
最終月ということもあって、東海大学の今井裕教授をお迎えしての特別講演

食道癌の食道造影検査っていう、むか~しからやられてきたバリウムをつかった
食道表在癌の精密診断のお話しでございました。

元々ケン三郎が2月にとある診断の勉強会でご一緒し
その内容のすばらしさに感銘をうけ

これは是非勉強会に参加している先生方にも是非、とおもって
年末の講演におこしいただこうということで始まったプロジェクトでございまして

仕事の合間を縫って講演を拝聴いたしました。

レントゲンの撮影

昔は背骨をずらして撮影していたけど
今は撮影装置のお陰で病変の正面像、側面像を正確にとらえることができ

なかなか0-Ⅱbや0-Ⅱcの浅いものは撮影が難しいのですが
今井教授いわく、
「しょうゆのしみ」のような淡い陰影斑
をとらえることで、ほぼ100%食道表在癌をレントゲンで撮影することが
可能という

深達度が深くなれば、顆粒や結節、細かい粒が大きな粒になり不整になり

正面像、側面像から深達度を推測する

伸展不良、硬化像

バリウムと空気で二重造影になった
美しい画像が病変の性格を捉え、その写真が物語る、病気の進み具合。

拡大内視鏡やNBIが持てはやされる時代ではありますが、
最初から手術を勧める症例にはケン三郎の施設でも、必ず造影検査を行っています。

デジタル画像で写真をとるときは
骨が白く映るネガと
骨が黒く映るボジ画像の2つがあり

表在癌を映し出す時には骨が黒くなる「ホネグロポジ」が見やすいのだそう。

バレット食道癌の造影は
頭をさげて、ねかせたあと、胃から造影剤が逆流してくるところをすこし
体を起こしながら捉えて写真をとるのがいいのだそう(おばあちゃんの知恵袋のようなもの)

バレット粘膜は、扁平上皮と違い、網の目の像がでてまいります

さて、食道癌には扁平上皮癌だけでなく、
腺扁平上皮癌、腺様嚢胞癌、類基底細胞癌、神経内分泌細胞癌、癌肉腫、など特殊型の食道癌も
ございます。

これを造影検査の画像で一遍にみることはそうございません。

「かなり数が少ない」+「きちんと食道造影検査を取って記録している」必要があり
長年にわたる、症例のつみかさね、まさに「東海大ならでは」の画像集

「腺様嚢胞癌はうちでも2例しかありません」
貴重すぎます、つるっとした円形隆起で中心に浅いバリウムの貯まり Delleがあります
こういう写真なんだなあ

「バザロイド」
ちいさくて、たちあがりはなだらかで、ごつごつとした塊状のものが表面を形成

「小細胞癌」
たちあがり急峻、辺縁はつるっつ、真ん中に陥凹

「癌肉腫」と「メラノーマ」は内腔に発育する形状をとります。

メラノーマ:亜有茎性の隆起
癌肉腫 :ヘッドのでかい0-1p


と次々に写真がでてきて、、、一気に勉強。

CTでの大動脈浸潤の有無の話に

最後はAIの話。

放射線科でももちろん、これを取り組む試みがスタートしているとのことで

CTとかMRI、病理とか、人間がよむと時間がかかるけどもAIならあっというま。

AI:回答が単純、客観的、つかれない、時にとんでもないまちがいをする、思考回路を解説できない
人間:回答が複雑、主観的、つかれる、ヒューマンエラーがある、思考回路を解説できる

という違いがあり

おそらく、医師の寿命を延ばすことができるだろう

しかし、それだけにたよるわけにもいかないので

人間は人間で、経験をつみ、なぜそうなのかを考える、あるいはほかの言葉で置き換える、などして
修練は必要

重みのあるお言葉を頂いて
大変勉強になりました。

若い先生も是非また来年、早期食道癌診断勉強会へお越しください。





by kenzaburou41 | 2018-12-24 15:39 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

317回早期食道癌診断勉強会

今日は317回の早期食道癌診断勉強会。

司会はケン三郎とその師匠。

もって行ったのは陥凹型のSM癌。

10mmと小ぶりなのですが、しっかりとした陥凹局面があって
凹凸があって

拡大で中央にB3血管、血管密度も疎で大部分がB2=SM2

まあ皆さん間違わずに診断しまして

病理、表層に低分化SCCへの分化があり、深部はN/C比の大きい、類基底細胞癌、バザロイド

典型例は0-Ⅰが多いのだけれど、今日のは0-Ⅲというか、辺縁隆起を伴う陥凹0-Ⅱc+0-Ⅱa

食道癌の0.8%くらいというのでとっても珍しいけどこういう病気もある。

もう一例は
中咽頭癌の治療前のスクリーニングで見つかった頸部食道癌で

中咽頭癌の治療後に内視鏡やったら、食道がえっ、、というくらい
少し進んで見えた症例。

しかも陥凹の中のより深い陥凹
があって、、これこそ0-Ⅲ?深い?でもここだけ変な形。

拡大も深そう、さて、、

とってみると意外や意外、深いと思ったところかMMに泊まってて
予想と違うところがsm1

リンパ管侵襲も疑われて、

「こういう症例をみたときどうしますか、いつ検査組みますか」

アンサーバッド?

半年で良くね?

いやいや時々こういう症例もあたるので、こまめに見ておいた方がいいのかしら

とくに中下咽頭癌で放射線治療後に食道癌をあとから治療予定という方。

中下咽頭の治療が大変すぎて、食道のことはすっかりわすれていたら
sm癌になって、食道も手術が必要になった。

そういうのは避けねばならん。





by kenzaburou41 | 2018-11-17 20:52 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

早期食道癌診断勉強会

昨日の早期食道癌診断勉強会。
0-1s隆起。大きさ7mm程度。
SMT様で表層の大部分は薄い扁平上皮が乗って
その下に大小の塊があって
一部は開口部がある様にも見える
ケン三郎の予想は↓ Basaloid SCC


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カルチノザルコーマ? ないでしょう
アメラノーティックメラノーマ? 違うでしょう
ニューロエンドクライン?もっと黄色くてツルツルでしょう
低分化SCC? dotがどっかに見えるでしょ

ってことでBSCしかねえっす。

ファイナルアンサー?


正解っ

深逹度SM2

ピッタンコ


ぽちっとな






by kenzaburou41 | 2018-10-14 15:42 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

早期食道癌診断勉強会、若手はどこに行った

今日の早期食道癌診断勉強会

2例目のバックアップ、ってことで

症例を持って行ったんですが

1例目、深いと読めそうなところが浅くて浅いかもしれないと思ったところがふかった、という
面白い症例と

2例目、LSBEから生じたバレット食道癌

2例とも興味深い症例でして

大変勉強になりました。

バレットの拡大も勉強しないとなあ

特にLSBEの中でどこが危ないか、、なんてかなり難しく

「これESDですか?」と重鎮に伺ったら、
「いやこれはESDよりは手術がいいでしょう」

きになるのは

若手が
全くこの会に参加しないこと。

おっさん、おばちゃんがみんな勉強しに来てんのに

腹たつわ〜








by kenzaburou41 | 2018-09-08 21:39 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

312回早期食道癌診断勉強会 2例目

2例目は下部食道の左前壁の4分の1周性
の発赤陥凹

辺縁隆起の幅が広くて

陥凹は浅く、不整だけど割とツルッとしている

0ーⅢ型といいますか

0ーⅡc+0ーⅡaといいますか

パッと見て、sm2じゃん、もうすぐ2型の進行癌になったちゃう、、

というような なんでまたこれ勉強会に、、

なんですが

パーツパーツを見ると前璧側は角化を伴って
左壁側は周りからのひだも引いて結節状に厚い。

まあここ深いやろ

なんですが

空気をいれたりぬいたりすと伸びはまあまあいい

sm2がっつりでもないかなあ

血管見て見ると

辺縁隆起部は左、口側、ある程度の太さを持った伸長した血管、
B3ですかB2ですか、これ

中心部は血管がよく見えない、ベラークも乗ってたりで
一部距離の短い細切れのB2血管が見える

うーんやっぱりB2ドミナントが広いからsm2でいいんじゃない?

前壁の角化のあるところはB1とAVAs こっちはまあ浅かろう

やっぱり気になるのは左壁の辺縁隆起、ここB3でしょ

いやB3とは読めない、これはB2としたい

色々意見あって EUSはMMくらいで浅そう

ESDやりました。

大部分はMMで止まっているのだけど病変の中心部
の血管がよく見えなかった部分でSM2

ああまあそうじゃろうの

しかし左壁のここは深かろう、というところが
切り出しから外れてて

ここが見たいのに〜〜

ってとこの深さは結局闇の中

脈管侵襲もあってやっぱりこういうのは最初からESD対象から外したら?


なんだけども胃全摘後

胃がんで胃を切った、あと食道癌

う〜ん、リスクがあるとわかってたらなんとか早いうちに
見つかってるといいけども

何十年前の手術なら致し方ないか。

胃を切ってると、食道の手術が複雑化して時間もかかるので
内視鏡治療だけで治る段階で見つかるとありがたい

逆に胃を切った方の経過観察の内視鏡って残った胃だけでなく
「咽頭、食道」も合わせて精査しなきゃ


というわけで
「一見深そうだけど色々パーツ見ると浅そうなところもあって
でも結局深かった」

でした

















by kenzaburou41 | 2018-04-15 08:17 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

312回早期食道癌診断勉強会

札幌の講演から一夜あけて
朝札幌を発ち、午後から日本橋の早期食道癌診断勉強会へ。

一例目は下部食道後壁

大きさ10mmくらいの発赤陥凹

口側は幅の狭い辺縁隆起あって陥凹内の手前が
赤みの目立つ病変。

遠景から見ると、まあsmはねえな

あってMMでしょう

NBI拡大では
病変の中央はAVA-SとB2血管、あとは上皮下のネットワーク血管、のような
血管。

これ、どう読むか。

う〜ん、、いわゆるドット状のB1血管はすでに広い範囲で見えないから
MMに入ってるのだろうけど、でもそんなに深くなさそうだし
B2と言ってもAVA-sとも読めなくない。

しかしこの木の枝というか、なんていいますか

炎って漢字みたいな血管

病気の辺縁の癌と非腫瘍の境界あたりで辺縁が下から押し上げられて元々の
ネットワーク血管が下からおされてて見えるものもある

しかしがんが浸潤した場合はこのネットワーク血管も破壊されるか
押し出されるので、癌の上にはネットワーク血管は見えないのではないか

なる意見もあり

どういう理由でこういうふうに見えるのかなあ、、、

癌を栄養してるのは間違いないし
浸潤して下から押されてるっって言ったら
腫瘍血管でいいんじゃね?

昔はそんなこと一つも考えなくてよかったけども
今は、なんでこんな血管が見えちゃうのか、が話題になる。

オタクすぎる文化

であるけど、なんでやろね、、深逹度なのか浸潤様式なのかあるいは
特殊型の組織型か、

それからこの深いと読んだ手前の赤いとこ
ツブツブが太〜い血管が並んでる。

太さから言ったらB3
だけどループ行って帰ってがあるからB1じゃないか

なる意見。

「行って帰ってくる構造が読めれば
太さに寄らずB1である」

そんな定義だったっけ。

拡大分類ができてしばらく経過して、
「欧米の人にもわかる簡単な分類」
でも対応できない病変があることがわかり

次の食道学会あたりでまた細かい分類を
作るか協議されそうな、、、


果たして病理結果は?

MMに浸潤、かつ脈管侵襲陽性

え〜あんな小さいのにっ。。 やっぱり「赤い」は要注意でしょうか

結局血管と病理の一対一対応は難しくて

これだけ技術が進歩してるんだから血管と病理の3D対応
できてもよかね?












by kenzaburou41 | 2018-04-14 21:47 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

307回勉強会

今日は東京医科歯科大学で307回早期食道癌診断勉強会がございまして。

1例目 0-Ⅱc+0-Ⅱa 大きさ1cm程度

見た目はsm癌

だけど中心B1辺縁B2で 
B2にも腫瘍が上皮の近くまできて腫瘍血管に大きな変化があるものと

わりと粘膜上皮がのこってて押し上げられて上皮下血管の形態を維持しながら
変化したものと

そんなバリエーションがあって。

でEUSではどうも浅そう

ってことでESDやってみたら 陥凹の大部分はMMで
導管内伸展か、浸潤かで迷う部分がsmに入ってる

そのほか筋板ががんばってて一部sm1に入った部分あり

ただし脈管侵襲ばりばり、、これ悪そう、、、な結果。


2例目は 0-Ⅱc+0-Ⅰpで
裾野はドット状の血管から扁平上皮癌が推測される。

でⅠpのところは光沢があってちょっといびつだけど非上皮性の
表層、でも立ち上がりは急峻で、、カルチノザルコーマのように厚い白苔もついてない。

アメラノーティックメラノーマ?にしても黒い色素沈着ないし

ん?

特殊型だろうけどなんだこれ?隆起部分はだらんと内腔に
垂れ下がり、

まるでマッターホルンのような変な形。

治療どうするべ、smⅠ程度。

とおもったら1ヶ月でもりもりもりあがり

ごつごつと隆起部が増大。

こんなに早い進行を示すと言えば

内分泌細胞癌??

ってことで、こたえは特殊型、内分泌細胞癌、おそらくスモールタイプ

げげっ

こんなのあるんだなあ~

目に焼き付けとかないとなあ~



しかしこんなに勉強になる会なのに東京の若い医者が
参加しないっつ~のは残念っ

指導力不足っ

反省。

ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2017-10-07 18:05 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

307回早期食道癌診断勉強会

今日は306回の早期食道癌診断勉強会がございました。

症例1は0-Ⅱcで辺縁隆起のあるようにもみえて
血管はB1とB1くずれの炎症による修飾のある病変でほぼEP、一部LPM

症例2は0-Ⅰsで 一見sm2 血管は裾野がb1、中心にむかってB2
範囲も広く、1ヶ月後にはB3がでて。こら~sm2でしょう
とおもったらMMどまり。。
う~ん、、診断は難しいぜよっつ


ていうことで、2週間後にこの勉強会がひらかれます。

↓ 

第307回早期食道癌診断勉強会を下記のとおり開催させていただきます。
先生方のご参加をお待ちしております。

■ 日時:平成29年10月7日(土)15:00~18:00

■ 司会担当:東海大学医学部付属大磯病院 島田英雄先生 
       大阪国際がんセンター    石原立先生
                                                                          
■ 場所:東京医科歯科大学附属病院  B棟5階 症例検討室
    〒113-8519 東京都文京区湯島1-5-45 
    TEL 03-5803-5254


JDDW前の食道癌のお勉強

おまちしております~

ぽちっとな

by kenzaburou41 | 2017-09-23 17:59 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)