カテゴリ:内視鏡治療( 69 )

ESD後の局所再発

先日の食道色素研究会で
[食道導管内伸展」もしくは導管をつたって癌が深部に浸潤する

が問題提起され

それをどう読み解くか

内視鏡でわかるのか

結論としては見た目で判断は難しい
ってことになって

見た目で分かるようなのは,導管内進展っつーか浸潤でしょ

ESDすると粘膜下層に食道腺が黄色い米粒のように見える

病理の先生は「食道腺見えるんですね、我々見たことないんでよく見せて下さい」

そうです、ESDするときにこの米粒を一緒に取らないと癌がこの
米粒のなかに残ってるかもしれなくて

浅くて早期発見できて、よかったよかったと胸をなで下ろしていたら
その深部に導管を伝って癌が残ってしまう可能性。

APCで表面だけ焼いても深部まで十分焼いてないとこの
導管内進展での癌を残してしまう可能性。

ESD、一括切除できました、水平断端も垂直断端も陰性でした

という結果も

食道癌には導管内進展があるので、食道腺もしっかりとれているかを
みなきゃなんない。

てことはESD終わった後の潰瘍面をみて

黄色いつぶつぶ残っていないかどうかを診る。

つぶつぶあり

つぶつぶなし

ありとなしで経過は違うかどうか?

う~ん、臨床研究のヒントやねえ














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by kenzaburou41 | 2018-01-31 20:11 | 内視鏡治療 | Comments(0)

かけこみ拡張

年末年始にかかるってんで

今日はちょっと食道がせまくなりつつある患者さんのかけこみ拡張

え~こんなに拡張のひとがいるの~

ってくらい、11時台から5人くらい連続、拡張で。

放射線治療後の方、
術後の方
ESD後の方

それぞれ原因は違えども、食事がつかえて困っていて

やっぱり病院が休みになる前に広げておかねば

って。


うちでは全周ESDをやってないので

そんなに狭窄でこまる患者さんはいないんですが


何度拡げてもまた元に戻ってしまうっていう方がいて。

いままで結局治らなかった、という方はいないのですが

どうしたものか。

良性狭窄にステントいれてる先生に相談したらよいものか

いやそれは、ESDした先生が最後まで責任とって拡張もセットで対応
しなきゃと丁寧にみていくべきか。


来年の課題は

高度狭窄をつくらない


を一つの目標に。


ぽちっとな



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by kenzaburou41 | 2017-12-27 23:15 | 内視鏡治療 | Comments(0)

Sー0クリップ

ESDの糸付きクリップ

適切なカウンタートラクションをかける方法として
普及してますが

ムコゼクトーム2で横から剥離すればそんなの
いらなくね?

ということで、

糸付きクリップに頼らないESD

をやってまいりまして

でも、そうなると名人芸ってことになりまして

名人といっても自分で言ってるだけなので

ファミコンの高橋名人のようなもので

患者がそれで押し寄せるってことももちろんなく

内科の先生からは「いやあ、先生、外科医が手術の片手間にやってるわりには
お上手ですね」

と言われる。

しかし若手にそれを伝えるとなると

やっぱり名人芸ではいけなくて
何か安全策をこうじて、まずは安全安心

ってことでs-oクリップのデモを持ってきていただいたんですわ

なんでも隣の大学病院の

S先生とO先生が開発したんで

「SーOクリップなんです」

そんな、、、マロリーワイスみたいな?

製品に名前入れるん?

ありなん?

それはさておき

やってみましょう、、

コストとやりやすさと、安全






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by kenzaburou41 | 2017-07-05 06:29 | 内視鏡治療 | Comments(0)

S-O クリップ

食道のESDでやってみたんですわ~

好印象ですわ~

ぽちっとな


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by kenzaburou41 | 2017-06-28 13:00 | 内視鏡治療 | Comments(0)

高齢者に食道ESDは必要か

APC屋さんとして15年近く食道に焼きを入れてきて

昨今、食道表在癌へのESDが日本では普及しており

ESDでとれなかったら悪

みたいな風潮ですが

APCの簡便さ、安全性の高さから

高齢者やいろんな合併症もちの方

あるいはESD後の瘢痕上や近くに出てきた病変など

いろんな状況でAPC治療を取り入れる施設が

ふえているのかしら

ずーっと昔から焼き続けて、

食道癌で治療して食道が残った方、
だんだん年をかさね

70代後半、80代ってのが当たり前の時代に
なり

88歳ですけどどうしましょうかと。

うーん、 ESDでもいいけど

ちいさければEMRでいいんじゃない

瘢痕にちかくてリフティングむずかしかったらAPCでいいんじゃない?

と、だんだん相手に合わせた治療法ってのが求められる時代に。

いつかAPC と ESDの、高齢者限定、多施設前向き試験ができたらいいのに








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by kenzaburou41 | 2017-05-19 21:33 | 内視鏡治療 | Comments(0)

全周ESD

全周性の食道表在癌は

食道表在癌のなかで一定数の割合で生じ、ケン三郎の施設では6.3%の比率

これに対して5cmを超える表層拡大型食道癌は10.7%の比率。

「全周」の病変をどう扱うかは専門性が高い所で治療を受けるのがよく。

治療法としてなにを選ぶかも大きくて。

そのためには深達度診断をきっちりやんねばなんね~。


食道癌の患者さんの約4割に頭頸部癌が同時性、異時性に生じるだけあって
のどもまずみなきゃいかんので経鼻内視鏡で入り

全体を広くみわたし、この辺が深そうだというところに
あたりをつけておく

胃、十二指腸をみて

一回スコープ抜いて、拡大内視鏡に入れ替え

拡大観察で深そうなところと浅そうな所をじっくりみる

ドット状、イクラ状、ドーナツ状のAVA

これ以外の 変な血管があるとこ、血管の見えないとこ
をチェックし

そこにEUSでプローベをあてて


さあ、最終診断。

MかSMか

SMでしょう

SM1かSM2か

うーんSM1でしょう


ESD全周とります? それともケモラジ? 最初からオペ?


2者択一ならまだしも

3つから1つ選ぶとなると、、、、


う~ん、専門家に送って頂戴っ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2017-05-08 18:37 | 内視鏡治療 | Comments(0)

全周性食道表在癌

「全周5CM」の食道表在癌

うちは内視鏡切除やりません、、

先生の所どうですか?

と相談。

う〜ん、転移を危惧する要素があれば
あんまりやりたくないけども

どうみてもM1~M2の
ごく浅いものならばっ

ちょっとやってみてもいいかしら。

とひきうけたものの。

やっぱり大変で。

治療時間も長くかかるし

最後は「負けないで」を歌いながら完遂。

でもこのあと狭窄がこないか心配っ

あと、病理が転移を心配する結果だったらどうしようっ

最初っからケモラジ
あるいは最初っから手術のほうが結果的には
よかったんじゃないか

なんてこともあるので。


できるだけ慎重な対応が必要です。


経験豊富な病院に相談しましょう














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by kenzaburou41 | 2017-04-20 22:42 | 内視鏡治療 | Comments(0)

ESD最短

岡山大学にケン三郎の
ESDの師匠がいて

その先生が開発したムコゼクトーム2

この機器のおかげで安全かつ迅速な
ESDがケン三郎でもできるようになり。

その師匠と先週末にお会いして
あけての今日は月曜日。

耳鼻科主導のELPSと治療時間がブッキングしたので
急いで食道ESDやんねばなんなくて。

しかも化学療法後の特殊例。

いざ勝負、と治療にのぞんであれよあれよと
剥離していき

あっという間に一括切除

師匠の魂が乗り移ったかのように
簡単に層がわかれていく

いい治療法ですわ

ピコ太郎のように
一瞬にして全世界に
この手技が伝わるといいのに

きっとネットがその夢をつなげてくれるんですわ

今日は家に帰る直前に
あるお偉いさんから電話がかかってきて
ダメだしをくらい、大きく凹んで
家に帰ってきたんですわ

患者さんに認められず
落ち込んだ時は、ちょっとへこんでまた
大きくなろう

抵抗勢力をいつかぎゃふんといわせたる。







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by kenzaburou41 | 2017-01-23 22:05 | 内視鏡治療 | Comments(0)

0−1を内視鏡治療

ここ数年、深達度が浅いかもしれない
とESDをやって

sm2、あるいはmm-sm1で脈管陽性

追加治療をしなかった方や

ケモラジを選んだ方

にことごとくその後再発が生じ、心苦しい思いをして。

やっぱり、患者さんに治療法を勧める場合は
そのあとの人生を背負うくらいの気持ちでやらないと
と思いが強くなり。

こないだも0−1の患者さんが来て
うーん技術的にはESDできるだろうけども

ESDしたら患者さんは、ああこれで治るといいな
と考えて

できれば手術はしたくないって方向へ
進む

手術を最初から薦めておけば、、、とあとで後悔する

ですので、
0−1、粗大結節状の隆起性病変
に関しては、最初から手術を勧めよう

と決心。

昔はそれが当然だったわけで

もっとも治る可能性が高い方法を薦めているわけだから
恥じることもない

でもしっかりそれを裏付けられるような
診断をしていかねば。



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by kenzaburou41 | 2016-12-23 21:47 | 内視鏡治療 | Comments(0)

計画的ESD

学会で発表した全周性食道表在がんへの
planned ESDが

いいねえ、そういう考えもあるかね

断端陰性が当たり前だと思ってた

がんに切り込んじゃいけないとおもってた

そういう考えの方から絶賛され

反響も多々あり。

いやいやAPCで十分コントロールつきますから
EPがんは。分割で十分っすよ

とおもいつつ、今度英文化に着手。

果たして欧米の専門家に受け入れられるか

バレット粘膜焼いてるくらいだし
欧米のほうが受け入れてくれるかも。。

さああと1ヶ月以内に仕上げよう

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-07-28 00:36 | 内視鏡治療 | Comments(1)