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カテゴリ:医療訴訟( 6 )

0.000024%

内視鏡は寝かせてほしいという患者さんの希望と

はいはい、うちはどっぷり寝てやりますよ、苦しくないですよ
を売りにする医師

内視鏡学会の鎮静ガイドライン2013年では

鎮静にまつわる死亡事故も報告され

その比率0.000024%

なのでめったには起きません

しかしこの先迎えるのは高齢化社会

自分が鎮静で被害をこうむる可能性と
他人に迷惑をかける可能性。

あるところでは付き添いがいない限りは
「鎮静しない」という病院もあるそうです。

つい先日も87歳の高齢者が運転を誤り小さな子供が亡くなった
という痛ましい事例もございます。

地方では車じゃないと病院に行けないってこともあるんじゃないでしょうか

医師や看護師には車で来たことを隠して

内視鏡で鎮静

少し休んだけど、もう大丈夫だよといって車にのり

そして病院をでてから事故を起こす

そんなことも実際は水面下で起きているのでは???


っていうことでお休みの日を利用して

「医療事故裁判判例集」をネットサーフィンしておりました。


ぱらぱらみてて、、0.000024%だけど
その1人になったら、、、と考えると

鎮静しなくて済むならその方が。

ちと社会勉強しようっと










by kenzaburou41 | 2019-04-21 19:39 | 医療訴訟 | Comments(0)

浣腸

 高知市の高知医療センターで、入院中の80代男性患者に看護師が便秘治療のため浣腸(かんちょう)をした際、過って直腸に穴を開ける医療事故があったことが分かった。症状悪化を防ぐため患者は人工肛門(こうもん)を開設する手術を受け、経過観察のためセンターに通院しているという。

 医療センターを運営する高知県・高知市病院企業団の議会が18日に開いた議員協議会でセンターが報告した。島田安博病院長の説明によると、事故があったのは昨年11月以降。患者は別の病気で入院中で慢性便秘だった。看護師は患者の求めに応じ、立った姿勢で浣腸のチューブを挿入した。

 だが排便が難しく、肛門周囲に少量の出血などがあったため詳しく調べたところ、直腸に穴が開いていることが確認されたという。

 島田病院長によると、ベッドで横たわった状態で浣腸をするのが通常の処置。立った姿勢の場合は直腸に穴が開く事例が知られている。だが、看護師は認識していなかったと話しているという。

 患者は経過が良好であれば半年後をめどに人工肛門を閉じる。島田病院長は「高齢者に負担をかけ、申し訳ない。今後は、通常と異なる処置をする時は上司に相談するなど原点に返った対応をしたい」と話している。


↑という事例があるので浣腸に注意。




by kenzaburou41 | 2019-02-20 18:45 | 医療訴訟 | Comments(0)

十二指腸

医療用光学機器の世界的メーカー、オリンパス(本社・東京)の十二指腸内視鏡による検査・治療後、欧米の患者百九十人以上が抗生物質の効きにくい薬剤耐性菌に感染していたことが分かった。内視鏡の洗浄、滅菌しにくい構造が原因の可能性がある。米医療機関への注意喚起は積極的に行わないよう社内メールで指示していたことも判明した。 

 死者も複数出ている。感染が直接の死因かどうかは不明だが、米国内では三十五人死亡の報道もある。遺族らは約五十件の損害賠償訴訟を起こした。

 共同通信が参加する国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が今春から医療機器全般の事故を世界規模で調査した。オリンパスの内視鏡以外にも、他のメーカーが開発、製造した心臓ペースメーカーの異常動作、子宮内避妊器具による臓器損傷など医療機器の不具合が世界で発生、米食品医薬品局(FDA)には米国内外合わせ過去十年に五百四十万件以上報告されていた。

 問題の内視鏡は、米民主党議員の報告書や訴訟資料などによると福島県会津若松市の工場で製造され二〇一〇年から欧米で販売された十二指腸内視鏡TJF-Q180Vで、一二~一五年に米国、オランダ、フランス、ドイツの十七医療施設で百九十人以上が薬剤耐性菌に感染した。日本でこの内視鏡は販売されず感染は起きていない。欧米ではその後特殊な洗浄ブラシの提供や注意喚起で安全対策が取られた。

 欧州では内視鏡先端部が洗浄しにくいことが原因と早い段階で疑われ、オリンパスは当局の要請を受け一三年一月に注意喚起。米国の感染者約百四十人に対し、欧州は約五十人で喚起後の感染者は十数人にとどまった。

 米国では一二年十一月、東部ペンシルベニア州の病院で感染が確認されたが、オリンパスは他の医療関係者に報告しなかった。一三年一月に注意喚起について相談を受けた東京本社幹部が、米国法人あてに翌月「積極的に知らせる必要はない」としたメールが訴訟で証拠として提出された。一五年一月に感染が報道で表面化、FDAは速やかな報告を怠ったと同社を警告した。

 オリンパスは「訴訟に影響を与えるため、コメントは差し控える」とした。


by kenzaburou41 | 2018-11-28 23:56 | 医療訴訟 | Comments(0)

内視鏡と医療訴訟

こないだ医療訴訟に詳しい先生にお会いしたので
忘れないように医療訴訟になった事例を貼っておこう。

食道癌と関係ないけど。

 つがる西北五広域連合は21日、青森県五所川原市のつがる総合病院で2017年11月、つがる市の80代男性が内視鏡による大腸ポリープの切除手術を受けた際、担当医が腸を傷つけるミスがあり、人工肛門が必要になる後遺症が残ったと発表した。広域連合は過失を認め、患者側に賠償金1250万円を支払う方針。

 同日の広域連合定例議会で、広域連合長の佐々木孝昌五所川原市長が損害賠償に関する議案を提案し、全会一致で可決された。

 広域連合や同病院によると、ポリープを切除する「コールドポリペクトミー」という手術の際、担当医が誤って手術器具で腸壁を傷つけたため、患者は腹腔(ふくくう)内出血による腹膜炎を発症。壊死(えし)した左結腸の切除や、人工肛門をつくるなどの治療を強いられた。

 手術時の対応を検証した結果、病院は「無理に切除する必要のないポリープだった」(同病院管理課)などとして、過失を認めて男性に謝罪。今年10月に和解した。広域連合の鎌田和廣病院運営局長は、取材に「患者に大変ご迷惑をおかけした。今後このようなことがないよう、再発防止に努めたい」と述べた。


コールドで穿孔?? 

内視鏡関連の合併症で訴訟、というと大腸内視鏡中の穿孔、ERCP時の膵炎、などですが
「穿孔する可能性は伝えておりそのリスクも含めて術前にサインをしている」のだろうけど・・・


by kenzaburou41 | 2018-11-23 18:38 | 医療訴訟 | Comments(0)

など

大腸内視鏡での穿孔
がもっとも医療訴訟になりやすく。

消化器内視鏡医としては
術前に充分説明したかが求められる

当然、検査によって、腸に穴が開く、ポリープとって穴が開く
ことなどがごくまれにあるので

「穿孔した場合には人工肛門をつくる緊急手術になることがある」
「入院がながびく」
「生活の質が一時的におちる」

などの詳しい説明をして、「検査同意書」にその旨記載し、サインをいただく
のが一般的。

では、このケースはいかがでしょう

大腸検査を前提として下剤をかけたがなかなか便が出ない

「じゃあ、浣腸してください」

と指示

しかし、浣腸で腸に穴が開いてしまった

主治医あせる、検査で穴が開くことがあるとはいったけど
浣腸で穴が開くことまでは説明していない

これは説明義務違反??

ご家族が検査で穴が開く可能性はきいてたけど
前処置で穴が開くことまではきいてないと訴えた

裁判所の判断は・・

患者さんの訴えを棄却。


検査にまつわるリスクを説明したときに、
前処置や挿入、抜去、ポリぺク「など」様々な処置によって
穿孔する可能性があります

というように、行為を限定せずに「など」の文言をいれておけば
大腸内視鏡をする>下剤をかける>便がでにくい>さらに下剤をかけないと検査ができない
>浣腸かける>の流れはおおよそ理解できる処置であり

もちろん痛がってるのに浣腸かけた、痛がってるのに無理してカメラを挿入した
などは問題ですが

「浣腸かけて穿孔する可能性」は「おおよそこの処置にかんしては穿孔するリスクを
納得して検査をうけている」とみなされ、
検査説明の「など」に含まれていると考えられるとのこと。

ですので、医療者も 頻度の少ないことがおきることがもちろんあるので
頻度の多い合併症+ ●●など が起きうる

と説明しておいたほうがいいでしょう、

患者さんにとっては不幸なことで、なるべく問題が起きないように注意していても
ある一定の確率では起こる合併症。

合併症を減らす努力が大前提ですが。


ぽちっとな







































by kenzaburou41 | 2018-11-15 22:44 | 医療訴訟 | Comments(0)

内視鏡診療と訴訟

「訴訟にならない内視鏡診療 虎の巻」(東京医学社)
の作者、兼、消化器科のドクターと鹿児島でご一緒しまして

医療訴訟に詳しい先生。ダブル講演でございまして、
ご講演を拝聴しました。

内視鏡診療やってると様々な合併症偶発症が起きることがあり

十分説明がされていたか

適切に対応したか

などが求められる昨今。

訴訟で一番多いのが大腸内視鏡による消化管穿孔だそうです。

こちらがよかれと思ってやっても結果が伴わずに患者さんが
死に至ることも。

しかし、言葉の掛け違いやら、患者さんの家族にその思いが
十分に伝わっていなかった場合には
「訴えてやる」と不幸なことに患者さんが医者を訴える
こともしばしば。

ケン三郎のブログは
いやいや、主治医の先生もご苦労されたと思いますよ
と医者の側の言い分にもたちつつ
ご家族の誰にも話せないような不平不満を
吐き出していただく、そういう場を作っているという
意味でも少しは役にたっているのかなと。

判例
「100歳の食道癌のかた。進行癌のために食事がとれない。
経口摂取に患者さんは強い意欲があり、放射線治療は適応外。
負担が軽いであろうとステント挿入した。無事退院し
約1ヶ月後に患者さんが吐血して死亡」

医療者なら
「100歳でステントいれて1ヶ月自宅に帰れて食事がとれた
なら大往生だな」

と思うのですが、これが訴訟に発展

「100歳の超高齢者にステントを入れるべきではなかったのでは」
というのがご家族の言い分

裁判所の判断は患者遺族側の請求を棄却、病院側勝訴

その理由として当時の消化器内視鏡ガイドラインによると
嚥下障害を伴う切除不能食道癌性狭窄があり、ステントの適応あり

ガイドラインには年齢的な基準は特段示されていない

ということで、診療ガイドラインは行われた医療行為が
適切だったかどうかを決める重要な証拠となりうるそうです。

これで訴訟になるの?
って事例でもおそらくはこうなるとは予想してなかった

こんな結末になるならば
本人ともう少し話す時間がほしかった

そういう感情がどうしても生まれてしまうので

病気が原因でそうなっているのに
医者がそんなことするから不幸なことがおきたのだ
やり方に問題があったのでは?

と考えてしまうご家族のお気持ちも分からないでも無く

やっぱりよくよく起こりうる合併症
特に致死的なことが急に起きて命を落とす
リスクもある

ということは、最低限、不安にさせない程度に
前もって話しておかなければ。。


by kenzaburou41 | 2018-11-12 21:11 | 医療訴訟 | Comments(0)