<   2017年 01月 ( 18 )   > この月の画像一覧

食道外科

食道外科の大ボスが病院を去る日。

とうとうやってきてしまいました。

最後の1日まで病院に休まずいらっしゃって

明日から、病院で日常的にお見かけすることは
なくなる

誰しもが通る道ではあるけれども

寂しくなります

手を抜くとすぐばれるし

いなくなっても、見張られてる

そういう感じですので

教授がいなくなれば、患者さんが減るのが常。

いなくなったからダメになったなといわれないよう。

ケン三郎もそろそろ食道外科医に戻って
ぼちぼちがんばりますか。


by kenzaburou41 | 2017-01-31 22:18 | ひとり言 | Comments(0)

万感の思い

ケン三郎の患者さんが食道癌を克服して

とある発表会にでるっていうんで

仕事を早く終わらせて行ってきたんですわ

ステージ4の絶望から奇跡的な回復で

声ももしかしたら失うかってところを
治療がすごくうまくいって
この場に立ってる。

「もしかしたら今日が最後かも、、」とおもって
ずっとやってきたんです

と仰りながら、発表会は割れんばかりの拍手

食道癌の患者さんが、こうして立ち直って元気になっていく

少しは貢献できたかなとおもうし

万感の思い。

いい日だったなあ、、










by kenzaburou41 | 2017-01-30 23:51 | ひとり言 | Comments(0)

警備員

岡山の次は和歌山で山つながりの講演をこなしてきたんですわ

食道癌患者に口から内視鏡なんてとんでもない

鼻からの内視鏡がのどを含めて
よく見えますよ

最新のデータでは

食道癌患者の約4割に頭頸部癌が重複しますよ

下咽頭癌は食道がんの4人に1人重複しますよ

重点的にハイリスクは口からのどからひとつづきですよ、よく観察しましょう

っていう内容で話してきたんですわ

「経鼻内視鏡への偏見がかわった、今までみたこともない画像でびっくりした」

概ね好評だったんですわ

和歌山は勉強したい先生がたくさんいるけど
なかなか情報がはいってこない

ぜひ先生、内視鏡のやりかたをどこかに動画をアップしてほしい

勉強したいんです!

って頼まれたんですわ

これがピコ太郎の動画のように全世界に数ヶ月で広まれば

世界中の頭頸部表在癌の検査法が変わるかも〜

ぴこ、ぴこ、ピコ太郎〜

エイベックスと契約して戦略を練るんですわ











by kenzaburou41 | 2017-01-29 00:43 | 講演録 | Comments(0)

漢方を使いこなす

ケン三郎が大学に戻ったH13年ころ

H12年から小児外科医として赴任して
ちょうどケン三郎の隣の席になり

米国からかえってきて、ハイセンスな風貌と
医療に熱心な先生

その先生がその後に開業されて、、

今日はその先生が漢方の講演をやるっていうんで
聞きに行ったんですわ

もともと外科医だけど
いろんな場面で漢方を使う場があって

とくに小児はいろいろと使ってみると
一発でよくきくって薬がある

その正しい薬の選択にはいろいろ問診とったり
視診、触診、聴診、5感を使って
試してみるといいと。

でも過信も禁物で、その見極めも大事で、、

なんて話を1時間。

小児にも、がんの患者さんと同じで悲しい別れもあって
大変な思いをしている両親を少しでも支えようと
日々大変なご苦労をされているとか。

漢方はがんの患者さんのエンドオブライフをサポートする
のに非常に重要な役割を演じ

もう、薬がない、ということはない

いろいろ試してみて合うやつを探していく

これが漢方の醍醐味で。

二日酔いには「ごれいさん」

また勉強したくなりました。



















by kenzaburou41 | 2017-01-26 22:51 | 漢方 | Comments(0)

発見したときに告知しない

内視鏡のとき、癌をみつけたとおもっても
その場で「がんだとおもいますよ」

というのと
「ちょっとあやしいですね、また来週
詳しくお話ししましょう」

は後者のほうがいい

前者は、その場でいきなり
いわれて動揺し、そこからいろんなことを
思いめぐらせ、不安で仕方がない一週間をすごす

後者は、「がんでないほうがいいな」と期待している
のでそこまでの動揺はおそらくしない

告知をするからにはすぐその場で
不安をかきけすフォローが必要だし

そこをわかっていないと
まだまだ。

伝えるタイミングが極めて重要っす

伝え方がまだまだっ。











by kenzaburou41 | 2017-01-25 01:00 | ひとり言 | Comments(0)

赤くなる

岡山でご一緒した先生が「食道がんになりやすい人」の大家で。

お酒をのむとあかくなる、飲めるようになった人だけでなく

実は、今は赤くならない、って人も要注意

昔は飲めない人はそれほど酒を飲まなかった

しかしイッキのブームで大学生が酒を飲めないのに
強制的に飲むようになった

これが病気を作る元。

大学生のときに自分のお酒を分解する遺伝子の型を
知っておくと、その後の人生をどう酒とむきあえばいいか
がわかる

「若い頃にコップ一杯のお酒で赤くなったか」の過去のフラッシング歴と。

赤くならないけど、翌日は酒臭い、長くのめる方
ってのも極めて危ない

よっぽどよく問診して内視鏡に臨まねば。。




by kenzaburou41 | 2017-01-23 22:24 | 食道癌になりやすい人 | Comments(0)

ESD最短

岡山大学にケン三郎の
ESDの師匠がいて

その先生が開発したムコゼクトーム2

この機器のおかげで安全かつ迅速な
ESDがケン三郎でもできるようになり。

その師匠と先週末にお会いして
あけての今日は月曜日。

耳鼻科主導のELPSと治療時間がブッキングしたので
急いで食道ESDやんねばなんなくて。

しかも化学療法後の特殊例。

いざ勝負、と治療にのぞんであれよあれよと
剥離していき

あっという間に一括切除

師匠の魂が乗り移ったかのように
簡単に層がわかれていく

いい治療法ですわ

ピコ太郎のように
一瞬にして全世界に
この手技が伝わるといいのに

きっとネットがその夢をつなげてくれるんですわ

今日は家に帰る直前に
あるお偉いさんから電話がかかってきて
ダメだしをくらい、大きく凹んで
家に帰ってきたんですわ

患者さんに認められず
落ち込んだ時は、ちょっとへこんでまた
大きくなろう

抵抗勢力をいつかぎゃふんといわせたる。







by kenzaburou41 | 2017-01-23 22:05 | 内視鏡治療 | Comments(0)

岡山講演

2010年、2012年、2015年
そして2017年と4回目の

岡山講演を無事に終えたんですわ

岡山に最初に講演に行ったときは165枚も
スライド準備して勝手がわからず、相当やばくて

でも今回は100枚に抑えて

「頭頸部表在癌の診断と治療~喉頭温存を目指して」

つうタイトルで1時間 みっちり語ったんですわ

食道がんのリスク因子の巨匠と
診断の巨匠

こちらもメモをとりつつの計3時間

おなか一杯、

自分もかなり勉強になったんですわ

そろそろこのネタだと飽きるだろうしと思って
いろいろ急いでデータを解析したので
ちょっと不十分なところもあって

でもしみじみこういうのはまとまった所で
バシッと論文を書くに限るなと。

そうしなとデータがどんどん増えて
また調べなおすのを繰り返す
こととなる


わけえもんに臨床はすべてお任せして

そういう時間をつくりたいのう。



ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2017-01-21 00:59 | 講演録 | Comments(0)

食道発声

つんく♂さんは、手記の中で、自身を診てくれる医師を過信し、セカンドオピニオンを「診てくれている医師に失礼」だと考えもせずにいたと反省する。治療中には「寛解」と言われて他の病院で検査したら、ガンが消えていなかった、ということもあった。だから、自身の医師を気遣いつつも、一人の医師だけでなく、セカンドオピニオンをもらう大切さを強調する。
 そして声帯全摘出に至ったつんく♂さんだが、今でも、

「もし、いろんな場面で別の選択をしていたら、今はまだ違う結果があったのかなぁ」

 と、考えてしまうという。ただ、

「声帯を失った今、不幸せかというと、決してそうでない」

 とも、つんく♂さんは記す。
 病気を発表したから、世の中に「たくさんたくさんのガンサバイバーの方」がいることを知ったし、術後数ケ月して通い始めた「食道発声の会」では、「人からモノを教わる新鮮さ」を感じた。病気のマイナスの面だけを見ていたわけではないのだ。
 最後につんく♂さんは書く。

「さあ、今日も楽しくいきますか!」

 その声を再びステージやテレビで聞く日も来るのかもしれない。



下咽頭進行癌、手術で声を失うというけれども
その手術成績とやら疾患特異的5年生存率は
ステージ3で78.6%
ステージ4で56.6%
と食道がんにくらべると極めて良好。

かつ95%で食べることに関しては問題なく。

17%のかたに、シャント発声などで音声機能の獲得が可能という。

命をとるか、声をとるかという究極の選択をせまられるけど
も、手術を受けると声を失うけど
予後は半分以上のかたに期待がもてる様子。

喉頭癌はもっと成績がいいことが知られているし

予後は喉頭>下咽頭>食道の順。

それを踏まえて対策をねるべし。









by kenzaburou41 | 2017-01-17 23:26 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

電話をかける

昨日は緩和ケア、のお勉強

患者さんによって、いちばん辛い言葉は
「もう治療法がありません、使える抗がん剤がありません」

だといいます。

さらに昔はそれに追い打ちをかけるように
「この病院は治療する患者さんがやってきますので
ベッドが埋まってしまいます、よそを探してください」

完全に見捨てられた、、と身も心も辛くなり

しかしながら今やこの緩和ケアは
大きながん治療の柱となり

ケアしたほうがしないのに比べて生命予後が延びた

あるいは週に1回患者さんに電話をいれるだけで
生命予後が延びた

という報告もあるとか。

結局、気にされるかどうか

というところに人は落ち着くわけでありまして

私も「もう治療はありません」ではなく
「戦うクスリは身を削るクスリでもあります、
身を守るクスリを使っていきましょう」

と変化させてきました。

「抗がん剤の辞めどき」

ここまで頑張ったのだから、、という方と

何が何でも死にきれない、自分のためにというより
小さな子供のために

一人一人状況が違います

一人一人にあったかいケアを心がけるんですわ




by kenzaburou41 | 2017-01-16 22:34 | 緩和ケア | Comments(0)