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紅白 桑田佳祐

2010年8月に桑田さんは初期の食道癌で手術を受け

そして2010年12月31日の紅白で仕事復帰

そして7年、元気に紅白の舞台でひよっこの主題歌を熱演。

反回神経麻痺を生ずることなく

ステージをこなす

食道癌の手術を受けた方、これから受ける方に
大きな勇気を与えたことでしょう。

来年もまた 勇気をもらって〜




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by kenzaburou41 | 2017-12-31 23:34 | 食道癌にかかった芸能人 | Comments(0)

年間治療件数

今年を振り返って 治療件数調べてみました。

うちは食道の世界では
「こはぜ屋」のような
老舗の伝統のある施設。

食道癌の手術 49件

大ボスが退官して昔より減ったけども、
安全運転が大事だから、激戦区の文京区ではまずまず。

内視鏡治療
食道癌 105件
ESD 78
EMR14
APC 13
まずまず頑張ったのではないでしょうか?

頭頸部
ELPS 41。 
自分らでは年間30例くらい表在癌を見つけたんだけど、耳鼻科由来のものが激減。
かつ、近隣の病院が見つけた症例をその病院で治療できるように指導に行ったので
その分も減。致し方なし。

ピーク時、前回の65件を大きく下回り、来年は巻き返しを図らねば。。。

自前で見つけて自前で治療

そのうち近隣からもご紹介をいただければこれ幸い。

来年もまたたくさんの患者さんを救えますように

JR 御茶ノ水駅から徒歩1分

お待ちしております〜






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by kenzaburou41 | 2017-12-29 22:43 | ひとり言 | Comments(0)

サルベージ手術を年末に

食道癌の手術

最初に手術なんて嫌だなあ

逆流でしょ、食べられないんでしょ、大食い、早食いできなくなるんでしょ、
酒もタバコもやめなきゃなんないんでしょ

そんなに成績変わんないならケモラジ選ぼっかなあ


言いますけど

手術できるうちがいい時期で

時期を逸すると

「残念ですが手術はもうできません。」

とあとあと言われるかもしれません。

ケモラジが効けば、、と言いますが

がん細胞が完全に0にならなければ、またぶり返し

放射線後に根治手術、という大きなハンデを背負います。

年末年始

術後管理が通常より2倍も3倍も大変なサルベージ手術。

できれば避けたい超高難度手術。

でも今週を逃すと正月に入って

2週間は遅れることになる

その間に腫瘍が大きくなって、、取れなくなるリスクを
考えると、

年末年始だけど最後の週の手術がサルベージ手術。

これは1人の有名な食道外科医の名医がいても全然ダメで

術後管理がしっかりできるチーム力が相当なければ対応できません。

せめて正月くらいは実家に帰って、
ゆっくりこたつでみかん食べながら
箱根駅伝を見る

それより1人の患者を救おう


あっぱれです。















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by kenzaburou41 | 2017-12-29 22:08 | ひとり言 | Comments(0)

かけこみ拡張

年末年始にかかるってんで

今日はちょっと食道がせまくなりつつある患者さんのかけこみ拡張

え~こんなに拡張のひとがいるの~

ってくらい、11時台から5人くらい連続、拡張で。

放射線治療後の方、
術後の方
ESD後の方

それぞれ原因は違えども、食事がつかえて困っていて

やっぱり病院が休みになる前に広げておかねば

って。


うちでは全周ESDをやってないので

そんなに狭窄でこまる患者さんはいないんですが


何度拡げてもまた元に戻ってしまうっていう方がいて。

いままで結局治らなかった、という方はいないのですが

どうしたものか。

良性狭窄にステントいれてる先生に相談したらよいものか

いやそれは、ESDした先生が最後まで責任とって拡張もセットで対応
しなきゃと丁寧にみていくべきか。


来年の課題は

高度狭窄をつくらない


を一つの目標に。


ぽちっとな



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by kenzaburou41 | 2017-12-27 23:15 | 内視鏡治療 | Comments(0)

医療ツーリズム

うちの病院も海外からの、いわゆる医療ツーリズム、お金持ちを対象とした
質のいい医療を提供

を始めるってんで

中国の富裕層向けの検診システムをやるらしい

その部門に内視鏡も組み入れるってことで

今度、その富裕層がくる2週間

内視鏡の器械をお借りできないかって相談があり。

富裕層??

それなら今一番最上位のレーザー経鼻内視鏡を使えばいいじゃないっ

上層部に買ってもらって、楽でかつ喉の入り口も見えて、、

と思ったんですが

「お借りするのは経口内視鏡で構いません」とのこと。

え〜っ

中国からわざわざ御茶ノ水の駅前、徒歩1分の病院
までやって来て画質も経鼻とおんなじで

ただ太いっていうだけの
経口内視鏡はないでしょう〜

も〜俺が行って検査してあげたい

アラブの石油王でも
中国の大富豪も

いらっさい。





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by kenzaburou41 | 2017-12-27 00:04 | ひとり言 | Comments(0)

リンパ節転移

食道がんのリンパ節転移の頻度

首、胸、腹に転移がおきる

胸部上部食道のがんが首のリンパ節に飛ぶ頻度34%

胸部中部食道のがんが飛ぶ頻度32%

胸部下部食道のがんが飛ぶ頻度16%

これが粘膜下層がんでは低くなると思いきや

胸部上部で30%

中部で14%

下部でも10%と報告されております。

以前下部食道がんで首の101リンパ節は3群(遠いところ)だったのが 転移頻度が多いので
「それはよくあることだ」ってことで取扱規約でも2群に格上げとなり

その外側の104リンパ節も3群に格上げとなっております。

胸部中部食道でも104は3群から2群に格上げ。

ということで頸部郭清の重要度は、上がって来てる感ありでございます。

食道癌の手術、どこも気を抜けないので

「106rLをどうする?」

「107をどうする?」

「109Lをどうする?」

のような演題が学会発表で語られるのでございます。

誰もがその手技を動画で見られて、それを真似て、体得していく

その勉強の繰り返し

勝利は細部に宿る、by 岡田武史監督でございます。

見習わねばだ。












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by kenzaburou41 | 2017-12-23 23:18 | 食道癌診断治療ガイドライン | Comments(0)

気管支鏡

オリンパスメディカルシステムズ株式会社(社長:森嶌治人)は、気管支の中心型早期肺がんや前がん病変の早期発見を目的に、特殊光観察の一つである蛍光観察(AFI※1)により、通常光観察ではわかりにくい粘膜の微妙な違いを色調として強調表示する「EVIS LUCERA 気管支ビデオスコープ OLYMPUS BF TYPE F260」※2(以下、「BF TYPE F260」)を発売します。6月22日から国内で販売を開始し、順次、海外地域(欧州、中国、韓国、台湾、シンガポール等)への販売を予定しています。また、「BF TYPE F260」は、2006年6月10日に国内で発売予定の内視鏡ビデオスコープシステム「EVIS LUCERA SPECTRUM」※3との組み合わせにより使用が可能です。

市場導入の背景

日本人の死因の第1位は、がんです。そのなかでも、肺がんは1998年に胃がんを抜いて死因第1位となり、近年ますます増加傾向にあります。肺がんの診断に使用される気管支内視鏡は、主にX線検査や喀痰検査など1次検査で陽性が疑われる患者さんに対して実施され、画像診断のみならず、病変と疑われる部位の組織を採取し、病理検査による確定診断が行われています。近年は、より早期の治療に結びつけるために、病変部拾い上げの精度を向上させて、扁平上皮がん※4などの中心型早期肺がんやその前がん病変を早期発見する声が医療現場から求められてきました。弊社は、このようなニーズにお応えするために、蛍光観察を可能にする超高感度CCDを搭載した「BF TYPE F260」の開発に成功しました。

※4男性の肺がんの40%、女性の肺がんの15%を占めています。

「BF TYPE F260」の主な特長

  1. 新開発の高感度CCD搭載により、蛍光観察が可能な気管支ビデオスコープを実現
    コラーゲンなど蛍光物質からの微弱な自家蛍光を検出するための高感度CCDの開発に成功し、内視鏡先端に搭載することで蛍光観察が可能な気管支ビデオスコープを実現しました。これにより、粘膜の血管構造などを観察する際に求められる通常光の高画質画像のみならず、通常光では分かりにくい正常組織と腫瘍組織の微妙な違いを観察する蛍光画像の両立を実現しました。
  2. ヘモグロビンに吸収される緑色の波長の光を採用
    従来の蛍光観察装置では、炎症性病変でも自家蛍光が減弱するため、腫瘍と判別されるという課題がありました。そこで、病変部と炎症部位を容易に識別することを目的に、深部血管のヘモグロビンに吸収されやすい緑色の波長の光を採用しました。
    ※詳細は、次頁「蛍光減弱の仕組み」を参照。
  3. 容易に観察画像の切り替えが可能
    通常光画像と蛍光画像の切り替えは、光源装置のフロントパネル、またはスコープ操作部のスイッチを押すだけで容易に行えます。

※1 蛍光観察(AFI:Auto Fluorescence Imaging)技術について
通常の内視鏡観察では、白色光を生体に照射することで、自然な色をモニタ上に再現しています。AFIでは、腫瘍組織が正常組織に比べ、青色励起光(390~440nm)を照射すると自家蛍光が減弱するという特性を利用しており、その差を色調として強調表示します。この自家蛍光の減弱は、腫瘍組織の(1)粘膜の肥厚によって光が吸収・散乱される、(2)血液中のヘモグロビンによって光が吸収される、ことによるものです。一方、従来の蛍光観察装置では炎症性病変でも自家蛍光が減弱するために、腫瘍と判別されるという課題がありました。これに対して、AFIでは、ヘモグロビンに吸収されやすい緑色の光(540~560nm)を組み合わせることで、正常組織と腫瘍組織の識別能の向上が期待できます。





食道がんの世界でもNBIやAFI(オリンパス)、BLI,LCI(富士)、iscan(ペンタックス)と色々な工夫で
早期癌を発見するシステムがあり

さらに流れとしてはAIによる自動診断システム

「誰が検査しても、一定基準の早期癌拾い上げが出来る」

と、この世界の進歩は驚異的でございます。


気管支鏡、外径5、5mmだから鼻通るけど
呼吸器の先生、一般的には 口から入れてますよね

↓動画


あれって鼻からの方が楽なんじゃないだろうかと

素朴な疑問。








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by kenzaburou41 | 2017-12-23 08:15 | 経鼻内視鏡 | Comments(0)

内視鏡大好き

ケン三郎先生は、外科医ですか、内視鏡医ですか

の質問に

どっちもできます

とはいうものの、最近の比重は内視鏡に偏ってるんで

最近ちょっとまた外科医に戻ろうと努力中。

若い先生が「え〜先生、もう手術に入らなくていいでしょう〜」と空気を
感じつつ

とはいえ、内視鏡、こと胃カメラ が天職である。

胃カメラなんて研修医上がりでちょっとトレーニングすれば
すぐ出来るようになる
と思いきや

これが実に奥深い

やってもやっても100%満足はないし

「先生に診てもらってたくさん救ってもらいました、声も食道も残って有り難いです」

と言われても、いやいやまだ見落としがあるんじゃないか

ここで見落としたら半年、1年後にわっと大きくなってたら

と思うと気が気でない。

酒飲み、フラッシャー、ピロリ除菌後

いくらやめろと言っても酒辞めない

うわ~っ、、この人絶対また出来てるだろうな

この感覚を持って内視鏡握るか。

ふつーにペースを変えずに内視鏡握るのと

絶対あるはず

と思って内視鏡を握るのとではだいぶ違う。

いくら内視鏡機器がよくなって細胞まで見えるようになったと言われても

最後は精神論

心を込めて魂込めて内視鏡握るかにかかってるのだ

それが食道がん患者さんを前にした時の所作であり

ピーンと張り詰めて検査に臨む

手術とはまた違う緊張感

これを若い人にぜひ伝えたいっ







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by kenzaburou41 | 2017-12-20 22:42 | ひとり言 | Comments(0)

術後の逆流

昔は食道癌で手術をすると半分くらいの方が手術で命をおとす時代があり。

「まずは安全に生きて退院する事」が目標だったわけで

手術が安定してくると、

あんまり大きな傷でなくても手術できるんじゃね?

とカメラを使った手術が普及し

そのうちロボットをつかった手術へと

時代はどんどん進化いていき。

そのうちボタン一つおせば、手術から術後管理から退院まですべてロボットがやってくれて

医者は家でTVみながら、カルテを閲覧、触診まで遠隔でできる時代が、、、

遠い先にはそうなってるかも

しかしながら、そんな予算どっからでる、でるわけないだろ

目で見て触って確認し元気に帰っていく様をほほえましくおもいつつ
次の患者にまたいい治療を提供する

このトライ&エラーの繰り返し。

「手術で合併症は稀で、ほとんど死なない」が実現できたら

次は生活の質をあげるには?

で。いろいろな術式を提案施設がちらほら。

胃を温存して回結腸で再建という術式、、、(吻合3か所)
手術は時間がかかって大変そうだけど、胃がのこるんで
結構食える、かつ消化液の逆流が抑えられてのどのイガイガ感が抑えられる

胃管を作るが、十二指腸は閉鎖して、食道ー胃管ー空腸ーと空腸を胃管の下部につないで
ルート変更を行うという術式(吻合3か所))

これも残食道のいや~な酸っぱいのを上がってくる不快感

を解消できるってことでトライしている施設もあります。

いやあ、、まずは安全に手術を、、生活の質向上はまたその先でしょ、
と思いますけども、

患者さんの訴えに寄り添って、面倒だけどやってみよう

という挑戦、すばらしいっ。





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by kenzaburou41 | 2017-12-20 16:25 | 手術の合併症の話 | Comments(0)

食道の入り口と出口

食道の入り口を観察するときは

「息を大きく一気に吐いて頬を膨らませる」

逆に食道から胃に出ていくときは

「大きく息を吸って息を止める」


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by kenzaburou41 | 2017-12-19 22:38 | 診断の達人たち | Comments(0)