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ロボット手術

食道学会、ロボット手術のランチョンを2日目は受講。

この春に保険収載された食道癌へのロボット手術

そのロボット手術を、これは将来的にきっと役立つだろう
と一番最初に導入した藤田保健衛生大学

で、手術を執刀する先生、ではなく、その手術場で
ロボットをどの位置に配置するか、患者の体位をどうするか

という、手術をサポートする先生のご講演で。

サッカーでいうと、気持ちよく手術をしてもらうために
泥臭くボールをおい、パスを供給し続ける役割。

名医1人では何もできません

そういう方がいて試行錯誤でこうした方がいい
が生まれて

マニュアルができ、それが普及する

ロボット手術導入には色々ハードルがあるけども

まあ始まってしまえば、手術は鏡視下手術に慣れている
先生が執刀すれば、そんなに難しくなく
むしろ鏡視下手術よりも簡単なのかも

合併症が減って患者さんの生存率も上がって
最大限の努力で食道癌に立ち向かう

この手術を受ければ、開胸手術より格段に
生存率が上がります

というものではないと思いますが

若い先生にはきっと将来、一般的になっているであろう
手術で


時代は変わって行くんだなあ
を実感いたしました。











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by kenzaburou41 | 2018-06-30 09:53 | 新しい治療法 | Comments(0)

食道学会行ってきた

食道学会行ってきました〜

ランチョンの講演、シンポジウム、ポスターの座長と
半日で大役をこなし

ヘトヘトになって全員懇親会に出れずにホテルで
ぐったり〜

2日目の今日は
3D画像見ながらの食道癌手術、立体視しながら奥行きを見て
神経周囲の郭清を試みる

よく見えるんもんだわ。

どこまで進化するねん。

食道癌手術は経験のすくない施設より経験数の多いところで
受けた方が予後がいい

なんてデータも出されて

ますます大病院に集約されて行くんだろうけども

地域で頑張ってる先生もいるわけで

学会は、そういう先生たちとのよき交流の場。

今回もたくさん勉強してまいりました。

おいおいアップしてまいります
チカレタ〜







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by kenzaburou41 | 2018-06-29 23:32 | 日本食道学会 | Comments(0)

食道学会

明日は食道学会の評議員会

明後日から宇都宮で2日間学会が開かれます。

最新の知識をえて

患者さんに還元する

木曜お昼はケン三郎のランチョンセミナー

まさか食道学会のランチョンができるなんて

精一杯心を込めて話すんですわ

まだスライドでけてへん

今晩、明日、まだ2日ある〜


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by kenzaburou41 | 2018-06-26 22:12 | 日本食道学会 | Comments(0)

外科部長

今日は恩師の外科部長が退職されて新しい門出を迎えるってことで
囲む会に行ってまいりました。

ケン三郎が初めて外の病院に出て外科のイロハを教わった先生であり

とにかくストイックに手術と向き合い

外科は最後の砦だ、ということ

諦めないその精神を見習ってきました。

全ての手術に入り、緊急オペも、定時のオペも
全責任は私が取る。

その姿勢に、将来こうありたいと思ったものです。

「私がこの病院の外科部長になったのは36歳の頃でした、
周りはこんな若造に外科を任せていいものかという目で
見られましたが、責任を持ってやってきました。
いつしか私が教えた若者が大きくなって、世界で活躍するのを
みるのが今の楽しみになっています。体を壊して7年前から
外科の一線からは退きましたが、また新たな一歩を拓くということで
前を向いてこれからもこの病院に貢献していきます」

この先生に手術習ったんだよなあ

36歳で責任者?

手術で何かあってはならない

その重圧たるや大変だったろうなあ

あの頃なんでも吸収しようと

麻酔から何から、何かありそうな
匂いのする所に顔をだし

グランド中を守備に攻撃に
半端なく走り回ってたように
思います。

あの時一緒に働いた看護師さんと久しぶりにお会いして

もう47だけど

気持ちは27だよ、まだまだだよね〜

と会を後にしました。

やっぱりここが原点です。

いい先生に出会えてよかった〜













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by kenzaburou41 | 2018-06-23 00:02 | ひとり言 | Comments(0)

キイトルーダ



  • 食道癌の再発、FP治療が標準治療で、そのあとは2次、3次とつづくけどそうたくさん効く薬があるわけではない。

  •  一方、食道がんでは免疫による攻撃を回避する分子PD-L1の発現が高頻度で認められるため、免疫チェックポイント阻害薬の有効性に注目が集まっている。

     こうした中で進行および転移のある食道がんの3次治療として、ペムブロリズマブ(商品名:キイトルーダ)を用いた第II相試験であるKEYNOTE-180の結果を、Weill Cornell Medical CollegeのM.A.Shah氏が、米国臨床腫瘍学会年次総会(ASCO2018)で発表

     対象は、化学療法を2次治療以上まで行った進行および転移のある食道腺がん、食道扁平上皮がん、食道胃接合部領域がんの患者。登録された患者では、3週ごとにペムブロリズマブ200mgが投与。

     主要評価項目は全奏効率(ORR)、副次評価項目は無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)、奏効持続期間(DOR)、安全性・忍容性とした。なお、登録した患者では治療前検体で、22C3抗体を用いた免疫組織染色でPD-L1発現を測定。腫瘍細胞CPS(Combined Positive Score;PD-L1で染色された細胞数)10%以上をPD-L1陽性と規定。

     試験には121例の患者が登録され、今回の結果は2017年9月18日をカットオフとした。登録患者の9%にあたる11例では、カットオフ日以降も治療が継続されている。追跡期間の中央値は5.8ヵ月で、登録患者の組織型別割合は扁平上皮がんが52%、腺がんが48%。CPS10%以上が48%、CPS10%未満が52%。登録前の治療歴は2次治療が85%で、3次治療以上は15%だった。

     主要評価項目であるORRは10%(CR0%、PR10%)。組織型別のORRは扁平上皮がんが14%、腺がんが5%。PD-L1発現状況別のORRはPD-L1陽性が14%、PD-L1陰性が6%だった。

     副次評価項目では全体のPFS中央値が2.0ヵ月(95%CI:1.9~2.1ヵ月)。組織型別のPFS中央値は扁平上皮がんが2.1ヵ月(同2.0~2.4ヵ月)、腺がんが1.9ヵ月(同1.8~2.0ヵ月)。PD-L1発現状況別のPFS中央値はPD-L1陽性が2.0ヵ月(同1.9~2.2ヵ月)、PD-L1陰性が2.0ヵ月(同1.9~2.1ヵ月)となった。

     OS中央値は全体が5.8ヵ月(同4.5~7.2ヵ月)。組織型別のOS中央値は扁平上皮がんが6.8ヵ月(同5.4~8.9ヵ月)、腺がんが3.9ヵ月(同3.2~6.3ヵ月)。PD-L1発現状況別のOS中央値はPD-L1陽性が6.3ヵ月(同4.4~9.3ヵ月)、PD-L1陰性が5.4ヵ月(同3.9~6.3ヵ月)だった。なお、DORは未達成。

     Grade3以上の有害事象の発現率は12%。有害事象全体として主なものは疲労感、発疹、皮膚掻痒、甲状腺機能低下症、下痢、肺臓炎。治療関連有害事象による死亡例が肺臓炎で1例認められた。

     治療効果は組織型の違いやPD-L1発現状況にかかわらず認められており、Shah氏は「今回の結果からは、ペムブロリズマブは進行および転移のある食道がんの3次治療での重要な選択肢となる」とのこと。


新しいお薬情報。



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by kenzaburou41 | 2018-06-21 17:34 | 再発したらどうするか? | Comments(0)

せん妄には訳がある。

高齢の患者さん、
術後や終末期に、わけのわからないことを言ったり
看護師に暴言をはいたり

目がギラギラ、通常と違う状態。

せん妄

なった患者さんの半分くらいはその時のことを
辛い記憶として覚えているという

せん妄は意識障害

なんか理由がある

3大原因

脱水

感染

薬物

ってことで
終末期の患者さんを輸液を抑えてドライにしよう

って

輸液を抑えすぎて脱水になるとせん妄になることがあるので

その時は補液をして対応すると良い

採血ではすぐにわからないので

脈拍とか 体重とか

そうしたバイタルサインの変化を日々追いかけるのが
良いとか。

せん妄、だからと言って薬で抑え込むと逆効果になることも、、

気をつけねばだ






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by kenzaburou41 | 2018-06-17 23:22 | 緩和ケア | Comments(0)

CHECK MATE 141試験

新しい分子標的薬、オプジーボ

国際共同第Ⅲ相試験の結果。

食道癌ではなく、頭頸部扁平上皮癌、シスプラチンなどの
プラチナ製剤を行ったけど再発した、あるいは効かなかった
361例を対象、PS0−1、測定可能病変あり

オプジーボ群と
治療を医師がセツキシマブ、メソトレキセート、ドセタキセルの
いずれか1剤を選べる群の2群に分けて全生存期間について比較。

その結果、1年生存率はオプジーボで36%

他の薬剤の治療群で16、6%と

6人に1人しか1年後に生存できなかったのが3人に1人に改善、

生存期間の中央値は7、5ヶ月 VS  5、0ヶ月

オプジーボで2ヶ月は長く生きられた。

オプジーボ群で有意に成績向上が得られたそうです。

しかも安全性も比較的良好。

条件としてはプラチナ製剤の抗がん剤をやったあとでないと
使えないということ

オプジーボをその次にやって

さらにこれが効かなくなって、

次の抗がん剤をやると縮小効果が見られることもあるとのこと。

う〜ん、そうするとこれ
同じ扁平上皮癌の
食道癌にも将来的には有効と証明される日も近いわけで。


「もう試す薬はありません」と言われた患者さんに
1つの光になるのではないか。

という今日のお勉強でした。

ぽちっとな



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by kenzaburou41 | 2018-06-16 00:06 | 新しい治療法 | Comments(0)

ガイドライン評価

食道癌のMかSMかを診断するのに
ガイドラインに超音波内視鏡または拡大内視鏡による精査を
弱く推奨する

って書いてあるんだども。

これでいいか?っていうガイドライン評価が当たって、すっかり忘れてて明後日が
その締め切り

しもた。

MかSMの区別?

拡大、EUSもいいけど

食道造影でしょ。やっぱり。決め手は。

最初から手術するかしないかの。

誰が見ても側面変形あり=手術

側面変形弱い=まずは内視鏡

っす。


側面変形とは,癌のX 線二重造影側面像における消化管壁の内腔側への変形であり,

深達度診断の客観的な指標とされ,治療方針の選択に重要な所見である.

管腔が十分拡がった二重造影像で判定され,その成因は,癌細胞量とそれに伴うfibrosis,反応性のリンパ濾胞増生などによる病変部の硬さと周囲の非癌部の消化管短軸方向への伸展性の差で現れると考えられている.

側面変形の形態と癌の浸潤量,深さとは密接な相関があり,牛尾ら1)は消化管癌の側面像における一側変形の型を4 つのパターンに分類している.

すなわち,無変形,角状変形,弧状変形,台形状変形であり,台形状変形は固有筋層またはそれ以深に浸潤した進行癌の所見である.

弧状変形では癌巣が粘膜下層にmassive に浸潤しているかまたは固有筋層に少量浸潤している所見,

角状変形では粘膜下層への中等量の浸潤,無変形では癌巣は粘膜固有層にとどまっているか,粘膜下層に極少量浸潤したものと報告している.

牛尾らの分類は主に大腸癌の深達度診断で検討されてきたが,食道癌,胃癌でもその有用性が報告されている.

食道癌における側面変形では細井らによる分類2)があり,

A 型(無変形),B1 型(単純直線型),B2(不整直線型),C 型(平皿状陥凹),D 型(楔状陥凹),E 型(台形状陥凹),F 型(椀状陥凹)の7 型に分類している.

主にA 型,B1 型がEP,LPM 癌,B2型がMM,SM1 癌,D~F 型がSM2 以深癌の指標とされる.

C 型変形はLPM 癌からSM2 癌まで広く出現するが,その変形が短く明瞭な場合,局所的に浸潤したSM1~2 癌の診断に有用とされる

側面変形は,体の上下方向に走行する細い管腔臓器(食道,上行・下行結腸,直腸)では描出や判定は容易であるが,

前後方向に走行する部位(胃穹窿部,横行・S 状結腸)や食道の気管分岐部,胃角,肝・脾彎曲部や半月ひだなどに位置した病変では描出や判定に注意を要する.


ガイドラインに食道造影が書いてないってのもいかん、、

これは改訂ポイントでしょう






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by kenzaburou41 | 2018-06-14 00:32 | 診断の達人たち | Comments(0)

19回頭頸部表在癌研究会

演題あつまんなかったら

「頭頸部表在癌の治療限界」ってことで

4−5題自分で出しちゃおうか

ってくらい

ヒヤヒヤしたんですが

今日も追加で演題出したいっつー先生から連絡あって

都合、21題も集まっちまいました〜

食道色素研究会ですら今10数題しか集まんないんですけど

皆さんのおかげでございます。

明日までにプログラム作成、草稿の完成を目指しまして

さあ、講演、食道学会、論文、AI、、まだまだ仕事がある〜っ







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by kenzaburou41 | 2018-06-11 22:53 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

内視鏡治療後の手術

今度、消化器外科学会で

食道内視鏡治療やった後に、病理でSMがんと判明し

手術を受けた方の転移頻度、CTリンパ節転移診断の確からしさ
を発表ですわ

もともと転移がないとされているので内視鏡治療を最初にやったんだけど

病理でSM1、SM2

これは転移のリスクありそうだから手術をしましょうという患者さんへの
転移頻度と手術直前にCT取り直した時のCTでの転移診断能。

36人中13人に転移陽性(36%)

(SM1 3人中1人、SM2 33人中12人)

このうちCTで転移ありと診断できた人はわずか4人のみ 

転移なしと診断して転移なし23人、転移あり9人。

CTの正診率75%、 感度30%、特異度100%


で、転移のあった画像を見返して見ても、転移があったリンパ節の大きさは3mm以下が半数以上

「CTなどで明らかな転移はありません」と言っても、イコール転移はない、訳ではなく。

画像には描出できないくらい小さなものが少なくないということ。


転移先で一番多かったのは右頸部、傍気管(右101)が最も多く。

放射線治療が手術の代用、と言われるものの

食道がんは頸、胸、腹に広範囲に転移が起きる。

SMがんでも進行癌とおんなじ。

放射線を当てる場所をよく考えないといけないということ。

というわけで鹿児島の消化器外科学会で
発表してまいります〜







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by kenzaburou41 | 2018-06-10 07:27 | 内視鏡治療 | Comments(0)