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リンパ節転移診断能

手術をうけるとき
「見たところ明らかな転移はなさそうですよ」

といわれて

実際に転移がありました

ってことはしばしばございます。

転移のないほうが
転移があるより予後がいいので

患者さんも術後にその結果を聞いて
一喜一憂。

さてどれくらい転移診断ができるか?
でございますが。

JCOG9907に参加した「術後化学療法群」
160人での検討によりますと
(Yokota T et al. Int J Clin Oncol 2016;21:283-288)

転移ありと判断した107人中88人に転移あり(PPV=82.2%)。
転移ありと判断した107人中19人は転移なし

転移なしと判断した53人中33人に転移なし(NPV=37.7%)
転移なしと判断した53人中20人に転移あり


「リンパ節転移あり」のひとをただしくアリと診断
できたのは121人中88人(感度72.7%)
ですが
「リンパ節転移のない」ひとをないと診断できた
のは39人中20人(特異度51.3%)



結局160人中121人に転移があったわけですので
手術をうけるような患者さん
(T1:5人、T2:36人、T3:119人)
4人に3人は転移がある。

「画像上ははっきりした転移がない」とはいっても
実際にはある可能性が高いと思っておいて手術をうける

のがよさそうです。


ぽちっとな











by kenzaburou41 | 2019-03-31 10:17 | 手術と放射線どっちを選ぶ? | Comments(0)

臨床統計学

今日はオプジーボの勉強会に行ってまいりました。

本庶先生がノーベル賞をとって一躍注目される
免疫治療。

どういうものに効いて
どういうものに効かないか

その道の専門家がいろいろ事細かく解説

その中に「臨床統計学」を生業にする先生がいらして

医師にとっては学ぶ機会の少ない統計学を専門にする方。

どういう風に研究を統計学的に評価したらいいかを、独学で勉強する医師もいるけれど

こうした学問を医師にわかりやすく解説していただける方がいると
これは重宝される。

経歴をみれば、いろんな学会のサポーターとして
たくさんのガイドライン、英文誌編集委員会にも名を連ねている

「この薬や治療法はいいですよ」とどうしても研究するほうは
結果もいいほうに出てほしいと思うもの、

だけどこれを第3者である統計の先生が、客観的に評価して
こそ、たしかなものになり。

「臨床経験を積んで、いい臨床家になる」も重要だけども

「統計学を学んで、研究を正しい方向に導く」という
生き方もあるのかと。


いろんな道があるんですね、、、








by kenzaburou41 | 2019-03-30 23:21 | ひとり言 | Comments(0)

関東セミナー

7月21日(日曜)に幕張メッセで
内視鏡学会の関東セミナーが開かれます。

食道
胃 診断
胃 治療
JEDプロジェクト
ランチョンはUC
胆膵1
胆膵2
小腸
IBD
大腸

でその道のスペシャリストがご講演。

食道は「食道胃静脈瘤の病態と治療」

でございまして。 

ケン三郎の不得意とするところばかりが取り上げられておりますので
是非参加して勉強せねばっ

3月5日よりうけつけ?  ぎょぎょぎょ

まだ大丈夫かなあ








by kenzaburou41 | 2019-03-29 14:01 | 講演録 | Comments(0)

ショーケン

「酒もタバコも女も飽きた」 若い時にマリフアナ吸ってさ、ドラッグやって、
酒飲んで、女抱いて、捕まって、いろんなことになって、まだ懲りないっていうのはバカだよ。

GISTでお亡くなりに、、

食道癌とは関連ありませんが、、、

by kenzaburou41 | 2019-03-29 13:54 | がん患者学 | Comments(0)

ヘルニア学会

頭頸部表在癌研究会は

ヘルニア学会と重なってる~

う~

若手A 「その日ヘルニア学会あるんで、さーせん」

若手B 「どこであるんすか、東京? ヘルニア学会は四日市です」

ケン三郎 「う~ん、おれもヘルニア学会行こうかな」

ピンチです

揺れる想い~♪











by kenzaburou41 | 2019-03-28 19:18 | ひとり言 | Comments(0)

第20回頭頸部表在癌研究会 演題募集

第 20 回頭頸部表在癌研究会を下記の如く開催致します。
今回は記念すべき第 20 回目の 開催となりますので、「頭頸部表在癌の診断と治療に関する最近の動向」をテーマに掲げ、
各施設の現在の取り組みを集約し、整理する機会になればと考えております。ご多忙とは 存じますが、
ご演題をご登録いただき、活発なご討議をいただけると幸いです。何卒よろ しくお願い申し上げます。

記 ◆会 期:2019 年 5 月 25 日(土) 10:00〜16:00(予定)
  ◆会 場:品川フロントビル会議室 東京都港区港南 2-3-13(品川駅港南口より徒歩 3 分)
    URL https://shinagawafront.com/
 ◆会場費:5000 円 ◆プログラム
1) モーニングセミナー 武藤 学 先生(京都大学医学部附属病院 腫瘍内科)
2) ランチョンセミナー 杉本 太郎 先生(東京都立駒込病院 耳鼻咽喉科・頭頚部腫瘍外科)
3) 第 20 回記念講演 林 隆一 先生(国立がん研究センター東病院 頭頚部外科)
4) 主 題 「頭頸部表在癌の診断と治療に関する最近の動向」 表在癌取扱い指針も出て、全国登録調査も終了し、
標準化も進んだと考えられます。 各施設の現在の取り組みや今後の診療方針、課題についてご発表をお願いします。
5) 一般演題、症例報告、その他
◆演題募集要項:演題名、所属、演者名、抄録(800 字以内)を記載した word file を 添付し、
下記演題申し込み先にメールでご送付下さい。
◆演題募集締め切り日:2019 年 4 月 23 日(火)
◆演題申し込み先(お問い合わせ先):北里大学 医学部 消化器内科学 堅田 親利 〒252-0374
神奈川県相模原市南区北里 1-15-1, Tel:042-778-8111, Fax:042-778-8390

e-mail:ckatada@med.kitasato-u.ac.jp


↑ 昨年はケン三郎が世話人を務めた研究会ですが、もし演題があんまり集まらなかったり
もういろいろ出尽くしたよね、研究会の役割はもう終わったよねと感じる先生が
多いとなると

今回を区切りとして、この研究会は最後になる可能性がございます。

全国の皆さん、なかなか頭頸部表在癌だけを集めて一同に勉強する機会はそうそう
ございませんので、是非演題登録にて、研究会の存続にご協力ください~~!










by kenzaburou41 | 2019-03-27 16:27 | 頭頸部表在癌研究会 | Comments(0)

最終講義

ケン三郎の大学の病理部の教授の最終講義が
先ほどございまして

鹿児島出身の先生は鶴丸高校出身

男気のある先生で

歯に衣着せぬ言動と行動力に人が集まり

医学の発展はもちろん、それをいかに自分だけの
ものにせず周りに広めるか、困っている人に声を
かけるか

桜島をバックに小椋佳の歌で始まり 小椋佳の歌で終わる

人間なんて 人間だもの

沢山のかたから慕われて、花束贈呈では多くのかたが
涙を流して

最後はつきあいのそれほど深くないはずの学生までが・・・


「有り難うございました」っていう生徒は多いけど
「母校のためにこれからも頑張ります」っていう生徒は少ないんだよなあ、、
と嘆いたのが心に残ったと学生がいう。


自分のために、自分の成績をあげることが 周りのためにもなる

だったが、いつしか

周りのことを巻き込んで、周りを楽しませる,喜んでもらうために、自分もがんばる

まるでイチロー選手の最後のインタビューが繰り返される


一本芯の通った先生ならではの、いい最終講義でございました。

感謝。









by kenzaburou41 | 2019-03-26 19:35 | ひとり言 | Comments(0)

週刊現代

本日発売の「週刊現代」

「のどがら始まる病気はこんなにタチがわるい」
という記事がございます。

ケン三郎の良く知る先生がインタビュー記事で登場

1時間質問うけて数行、カットカット~でございました。

情熱大陸への上陸には程遠く・・・

袋とじを楽しみに生きよう。



by kenzaburou41 | 2019-03-25 21:40 | ひとり言 | Comments(0)

口腔ケア

食道癌だけでなく、手術全般においても、あるいは抗がん剤治療、
高齢化社会、口腔内の衛生状態がその後の予後にも関わるということ
がよくしられるようになって

うちの大学もむかしから、あるにはあったけども

歯科衛生士

多職種の連携で総合的に患者さんをみていこうという

岡山大学の取り組みに習い、

食道癌の手術前から「お口のケア」

挿管中も「お口のケア」

術後も「お口のケア」

こうすることで、術後の肺炎を確実にへらし

さらには抗がん剤治療中のひどい口内炎

重症度をグレード化し、適切なケアを施すことで
治療をサポートする

これも一種の症状緩和ケアでございます。


今日は花粉症のつらいなか

80代の患者さんの内視鏡をやりました。

先生、わたし,体調わるいと、、すぐに口のまわりにホスピスができちゃって・・・

え?

ホスピス??

ヘルペスでございます。

こうしたブラックな笑いも、長いこと生きているといろいろでございます。

そりゃあ、歯科衛生士のみなさんが病棟にやってきてくれて

歯磨きの指導なんかされちゃったら

みなおっさん元気になりますとも。

「いつでも困ったら声かけてください、我々は
みなさんと協力してこそ、初めて生きる部署なので」

まじですか~

でんわしちゃいますよ~

ということで、チーム医療は何より大事でございます。





by kenzaburou41 | 2019-03-23 20:24 | チーム医療 | Comments(0)

コッサ染色

コッサ染色とは

組織に沈着したカルシウム塩を検出することが目的である.カルシウム塩は骨,歯以外の組織では通常溶解した状態で存在するが,加齢や病的状態(腫瘍,炎症,血中カルシウム濃度が高い状態など)で組織に沈着することがある.カルシウム塩としてはリン酸塩が多いが,リン酸炭酸塩あるいは炭酸塩も存在する.

 石灰化物はヘマトキシリン・エオジン染色(Hematoxylin-Eosin stain,HE染色)でヘマトキシリンに濃染するため,比較的容易に認識されることが多いが,他の沈着物との区別が難しい場合や,沈着竜が少なく,ヘマトキシリン・エオジン染色上,同定が困難な場合などにはカルシウムに対する染色を行う.また,カルシウムはイオン化しにくい非水溶性の状態(いわゆる仮面カルシウム)で存在することもあるが,これを確実に検出するためには顕微灰化法が用いられる


とのこと。


一晩で忘れて今思い出した。


忘れないうちに書いておく。


ぽちっとな



by kenzaburou41 | 2019-03-21 09:39 | 病理診断学 | Comments(0)