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偉大なるピンクカラーサイン

画像強調内視鏡であっちもこっちもブラウエリアな

を「ブラウニッシュ食道」という  ❌

そんな用語はありませんが

「まだら食道」という言葉はございます。

フラッッシャーの酒のみ

女性は40代で

男性は50代前半で見られ始めて

ここで禁酒節酒をまもりかつ、ちゃんと内視鏡検査を受けていれば

食道癌でいのちを落とすことはまずありません


まだら食道、あっちもこっちも異常で
どこを治療するかを判断つかないとき

0.5%程度の薄いヨードを散布し

あっちこっち不染になります。

一瞬、どれが治療対象だったかわからなくなるくらい
なんですが

ほっといてもいい不染と、治療しなきゃいけないやつは
微妙に色調が異なります。

でその微妙な違いがしばらくそーっと置いておくと

だんだんとピンク色の色調に変わってくる現象

ピンクカラーサイン

といいまして、ビデオで刻々とかわるその現象
をビデオに撮影に成功!

あ〜これがピンクカラーサインに変わる変化かー

わかりやすいー

教育講演につかおっと。

寄席にいくとまいかい同じネタを延々と
されてる芸人の方がいて

ずっと続けられるのも芸なんですね

先人が編み出した早期がん発見のためのコツ

この芸を、技を、伝えるのが使命、でございます。

絶やさぬように



# by kenzaburou41 | 2023-02-28 22:06 | 診断の達人たち | Comments(0)

スライド完成

完成した!

ついに!

ビデオも作ってね

おー!(壊れ気味)

できれば英語で

む、、むりー


# by kenzaburou41 | 2023-02-27 22:26 | ひとり言 | Comments(0)

参考文献

参考文献に誰のどの論文を入れるか、10編程度。

拡大内視鏡
画像強調内視鏡
といえばあのお二方

咽頭癌の診断といえば師匠

NBIを臨床に応用したあの論文、、

食道がんのリスク因子についてはあの論文

そこにえっと、、、


# by kenzaburou41 | 2023-02-27 00:00 | ひとり言 | Comments(0)

ケン三郎の写真さがし

セミナーにだす写真をさがしていて

そういえばいつも講演でつかってるあの写真

いつの写真だっけと
見返して見ました。

2009年10月14日

記念すべきValsalva法一例目

あれから何回やってるんだろう

はずれ、はずれ、はずれを繰り返して
ようやくあ、、あった! みつけたぞ〜っ

コツコツと継続してまだなお、なんかいい方法ないかと
考えるのがまた良くて。

テキスト写真えらび無事終了。

27枚の制限、ボツになった写真は
講演でお披露目しましょう







# by kenzaburou41 | 2023-02-25 22:40 | ひとり言 | Comments(0)

バイパス手術の適応

バイパス手術の適応について

日本気管食道科学会誌 2022;73:203-209
がん研有明 金森先生の論文より

①ある程度お元気(PS0-1) 身の回りのことは自分でできる

②抗がん剤がうけられる=通院ができる

③余命3ヶ月より長いと予想される

④口からたべたいという意欲が強い

⑤食道に大穴があいている

⑥狭窄長がみじかく、狭窄がかるく、ステントをいれても逸脱しそう

⑦今後ケモらじを予定している、

⑧ケモらじ後にせまくなってたべられないが、長期にCRを維持している


適応外

①頭頸部癌がんの照射後などで嚥下障害あり

②頸部食道がん=それより口側でつなげない

③すでに肺炎、呼吸器機能がわるい

④栄養状態がわるい

20例で3例(15%)に縫合不全、4例(20%)に肺炎、C/D GradeⅢ以上5例(25%)
で存院日数中央値19日(12-62)
術後生存期間中央値 141日(18-1113日)  


2016年のNakajimaらの
44例の報告では45%に瘻孔あり、たべられない症例
縫合不全1例(2%)術後肺炎21例(48%) 在院日数25日(11-98)
で14例(32%)に後治療あり

まあ瘻孔つくってるから肺炎は想定内でしょう
縫合不全がおきなければ、つぎの治療法を早くはじめられるので
選択肢のひとつとして有用です。

メリットはなんといっても全かゆ以上の普通の食事がたべられる!

ということで

じゃあステントはどうか、というと
いいひともおりますが胸部違和感やいたみを訴えるかたもおり
どっちをとるか、というとケースバイケース

最近は手術以外の治療法もいろいろあって
どの治療法をどこでそのカードをきるか?
っつー戦略会議が重要でして。

よく主治医の先生と相談
主治医の先生が内科主体なら外科医にも
きいてみましょう





# by kenzaburou41 | 2023-02-23 13:55 | バイパス手術 | Comments(0)