経鼻拡大

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通常内視鏡と経鼻内視鏡の画質がそう変わらなくなって

通常内視鏡をもつ意義がだんだん薄れてきました

今後、生き残っていく内視鏡は

「拡大ちょっとつき、画像強調つき、かつ白色光がきれいな
鼻を通過できる内視鏡」

だとおもいます。

100倍も拡大いらないんで、ほんのちょっと遠景からドットがみえて

NBI-BLIを搭載していて

210度のアップアングルつき。

メーカーが競って作れば、、、十年後には。。。


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-30 09:51 | 診断の達人たち | Comments(0)

役にたつ

医者になろうとおもうのは

「人の役に立ちたいからだ」と誰もがいいます。

忙しくてもやりがいがあるのは

「ありがとう」の一言があるからで。

臨床はそういう、支え合いでなりたってます。

研究はどうか

研究も今までわからなかったことがわかる、

いい薬の開発につながる、多くの人を笑顔にする、

そうなるとものすごく研究者冥利につきます


「背景」食道癌でこまってるひとがおおい
「目的」食道癌診療をよりよくすること
「対象」食道癌のひとに◎◎をやってみた
「結果」うんとよかった
「結語」◎◎は有用だ~明日からやってみよう~


研究のさきに、患者の笑顔が見えない研究は
だめだって思います。


研究を始める前に、はて、この事が分かったとして
患者の役に多つんやろうかと、、


振り返りつつも、前にすすむ~


そうおもったこの週末。


がんばらねばだ。


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-30 08:32 | ひとり言 | Comments(0)

消化液の逆流

勘三郞さんが手術がうまくいって
病院を歩き回っていたのに

1夜にして嘔吐してその消化液が肺に
はいってARDSを発症し、死に至った

と週刊誌に書いてありましたが

ほんとの所は当事者でないとわかりません。

さてこの「嘔吐・消化液が肺に入る」ですが

食道の手術を受けた患者さんでなくても
起こりえる危険な状況です。

よく、食道癌の患者さんは手術のあと、
食事をうまく飲み込めずに、食べ物が肺にはいって
肺炎を起こす(誤嚥性肺炎)といいますが

多少食べ物が肺にはいっても
それを外に咳をすることで対応するので
そう怖くはありませんし

食事がもし原因ならすこし食事を休んで
あるいは食の形態を食べやすくすることで
対応できます


一番怖いのは

体を真っ平らにして寝る

何かものをとろうと前屈みになる

歯磨きのうがいでがらがらぺーっとする

などの重力にさからう行為。

もともとは逆流防止機能がある胃と食道の境目が
なくなるので、消化液は簡単に喉の辺りまで上がってきて

明け方のどがいがいがして目が覚める方もいらっしゃると
思います。



リクライニングつきのベッドで体を起こして寝る

背中の後ろに枕や座布団を敷いて角度をつけて寝る

10度以下にしないことがポイントです


肺炎を生じれば、たちまち栄養状態も悪くなり

熱もでて、体力をうばい、体重も激減です

体重は元気のバロメーター

毎日体重を量って体調管理を心がけましょう。


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-30 00:53 | 手術後のアフターケア | Comments(0)

85

2005年にケン三郎が手術した患者さんが
再発もなく85歳を迎えました

癌は放置に限るという方針だったらとっくに棺桶に入ってる
だろうなあ

とおもいつつ、ついでに経過中に下咽頭癌までみつけて
こちらも内視鏡治療でコントロール


術後はいろいろと工夫をされて
「先生、ようやく逆流への対応策がわかりましたよ」

とうれしそうに話します。

手術を乗り越えて、85だから重みのあるお言葉です。

80で手術するかどうか迷っている患者さん。

気持ちが大事です。

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-28 19:38 | 手術後のアフターケア | Comments(0)

栄養

栄養

栄養は大事。

食道癌の患者さんは低栄養になりがち

腸をつかって免疫機能を維持し

それが予後にもつながる


栄養は医者まかせにせず

看護師、栄養士さんがしっかり評価して適切な栄養の組み立てをする
チームでたたかう患者さんをサポートする


食道外科っておもえばいろんな分野とつながってて


診断、治療、栄養、周術期管理、
抗がん剤、放射線、頭頸部、
緩和、いろいろ


ひとつのことを始めたら

続けていくとまたその先に道が開ける
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# by kenzaburou41 | 2013-03-28 00:20 | 術後管理 | Comments(0)

先人に学ぶ

岡山から、栄養のことで外科の教授に
講演に来て頂いて

昨日はその後、講師とともに懇親会があったんですわ

食道癌の外科手術、

「もう極力自分では術者はやらない、できるだけ若手を
育てようとおもって人にやらせている」

とおっしゃってて

「おまえ達ももう、食道切ってるのか、
どれだけ上のものが、気をつかってるのか
わかってるのか~」

とピリ辛コメントをいただき


うちの医局員にはいわないけど、おまえたち
にはいうぞ、おまえ達はとても幸せだ、

昔は教授しか執刀しない時代だったんだぞ~


でもいまは、一人のスーパースターがいても
その次の世代には残せないし、できるだけ
若い外科医に経験を積ませたいって、そういう
心の深い先生もいるんだぞ、食道外科っていいだろ?


有り難きお言葉でございます。


明日の食道外科をさらによりよくするために

若手に興味をもってもらって

積極的に参加してもらう

そして食道癌の診療レベルがぐっと上がる



ぽちっとな ↑向き
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# by kenzaburou41 | 2013-03-27 19:18 | がん患者学 | Comments(0)

画像診断

食道は胸の中にある,消化管です

食道は胸の中では背中の方を降りて行きます

前には気管(空気の通り道)

後ろには大動脈(血液の通り道)

があり、その間を食べ物の通り道=食道が
降りて行きます

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癌が大きくなるとこの狭い空間に
塊ができものが通りにくくなります

「放置に限る」

といわれても、ものが落ちて行きませんから
たちまち栄養不良に陥ります

検診にいかない理由のナンバーワンは

「行く暇がない」

でしたが、

2番は

「病気が見つかるのが怖いから」

でした。

女性はわりかし、「大丈夫かしら、
心配だわ」と結果を早く知って
すっきりしたいと思う人が多いと
思いますが

男性の場合,相当症状がでても
我慢を美徳とする文化があったり
するので

かなり進んでから発見される
ことも少なくありません

癌を切除しえるかどうか?

が治療がうまくいくかの分かれ道

見た目切除できない=全く可能性がないわけではない

のですが、放射線+抗がん剤治療が良く効くこと
が条件になります


同じ食道癌でも
食道表在癌で見つかる人

mm,sm1で見つかる人が少なく
T2で見つかる人も少ないので

癌はある程度の時期m1m2でとどまり

m3に達してsmに入るとあっという間に
筋肉に入り込んで

それからはどんどん大きくなる

のだろう、と推測されます。


おかしいな、と思ったら早めに検査を
受けましょう


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-25 22:54 | 診断の達人たち | Comments(0)

こんなセカンドオピニオンは嫌だ

「がんは放置にかぎります」

というセカンドオピニオンは
嫌だ。


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-23 18:04 | がん患者学 | Comments(0)

サルベージ手術後のアフターケア

サルベージESD後にサルベージ手術って
そういえば以前やってたのを思い出し。

その方も深部断端陽性で

手術の切除検体にはしっかり癌がのこってた
から、結局は手術が必要だった、と
いう結果で

外科医でないとなかなかその辺のESD
やるやらないの判断は難しいかも
しれません。

サルベージ手術って簡単にいうけれど

放射線、抗がん剤、さらに手術

ですから

2回食道癌の手術を受けるくらいの
相当体の負担を強いる治療になります。

経験のない施設は「うちは危ないので
経験のある施設にお願いしています」

ということもあります。

さて、心配していた手術時の
縫合不全や胃管壊死、肺炎、敗血症
いろいろ乗り越えて退院しました

その後のアフターケアですが

やっぱり普通に手術を受けた
場合と

放射線治療後の手術後

回復には時間がかかり
なかなか食事も進まない
気力、体力もおち、体重もへって

近藤先生のいう
「癌は放置にかぎる」
という意見がいかにも聞こえがいい

そうならないよう、経腸栄養を続け
誤嚥をしないように体をしっかり起こして
寝る

歯磨きうがいをかかさず

38度の熱がでるようなら早めに
主治医に相談する

ご飯は、胃に負担をかけぬよう
何十回とかんで
30分以上をかけて食べる

体をしっかり休め

ときには漢方の力も借りて
体力の回復につとめましょう


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-22 23:00 | 手術後のアフターケア | Comments(0)

サルベージESD後のサルベージ手術

他臓器に進行がんがあったために
食道癌は放射線治療を選択。

効いたと思ったら局所再発し

筋層浸潤が疑われたけど、
リンパ管も潰れてるだろうし
明らかな転移もないから
局所制御だけでもなんとか
ならないか

とおもってESDで取りに行って
筋層を削りながらなんとか切除。

放射線による線維化で組織も
固くなってるから穿孔しないんじゃ
ないか?という仮説

でも本来は危険かもしれない
ESD 

やってみてなんとか取れたけど
奇麗に一括、とはいかず。

病理では深部断端陽性。

外科医の立場からすると、ほら見た事か、
ESDの適応外でしょう?
やっぱり最初から手術したほうが
よかったんだろうか?と思いますが。

この後の選択肢

さてこの場合、どうします?

1)そりゃ、もちろんサルベージ手術でしょうに

2)他臓器がんのほうが予後因子だったら食道は
様子を見る、でてきたら考える、もしくは
PDTを加える

3)放射線はもうつかえない、効果のありそうな
抗がん剤を続ける


そういえばサルベージESD後にsm2だったから
とかly+だったからとかでサルベージ手術を
した経験はないぞ、あまり聞いた事もない。
取りきれていればいいというのがサルベージ。

みんなどうしてんだろう。。。

複雑な状況だからガイドラインにも
載っていない。


でも治るチャンスはここしかないかも。

治るチャンスにかけて
やってみました、サルベージ手術。

幸い,大きな合併症なく無事に退院。

そして切除標本の病理。

「癌細胞はありませんでした」

えーっ、、、ということは
ケモラジ+ESDで行けたかもしれない
ってことか。。

チャレンジしないとわからないことが
たくさんあって

また一つ経験値アップ。

もちろんサルベージESDは
早く見つけて早く奇麗に
とれたほうがいいに越した事はない

組織を確認してみようとおもいます。

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-21 23:57 | サルベージ手術 | Comments(0)

tatami no me sign

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# by kenzaburou41 | 2013-03-20 18:46 | 診断の達人たち | Comments(0)

細かすぎて伝わりにくい診断法

食道表在癌の診断学
m1m2はESD

m3sm1は8,9割がESD


sm2は6割近く手術

よって診断をきちっとやって道筋を立ててあげるのが重要。

拡大やNBIという便利な機械で
ずいぶん楽に診断ができるようになっていますが

1990年頃はまだまだ黎明期で
ESDなんてなかった時代。

もしESDのほうが先に開発されてEMRが
後から開発されたらきっとEMRが標準的な
治療であろう


さて今のご時世、大きさにかかわらずESDをするのが
専門施設では当たり前になってて
診断がおろそかになりがちでございますが

先人の残してくださった診断のノウハウは
ぜひ後生にのこさねばなりません。


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誰が言ったか、畳の目サイン

食道の粘膜筋版が収縮することによって、

あたかも「畳の目のように、食道に横ひだが連なる所見をいいまして」



畳の目が病変でとだえると
粘膜筋版になんらかの影響がおこっていると
推測される、大事なサインでございます。

昔はm3sm1に内視鏡治療をするのがタブー視されて
いたので、m2かm3かが重要な治療選択肢となって
おりまして

「畳の目が病変を通過するときに、とぎれないで通過できるか
は、手術かEMRかの選択をするうえで重要な因子だったに
違いありません。


食道の玄人には
この畳の目の写真がきれいにとれて一人前


逆に、この写真ぬきに研究会や学会で提示しようものなら
「なぜ、たたみの目の写真がないんだ」と一蹴されるとも
いわれる、重要な写真でございます。


外人に説明するときにめんどくさい

臨床所見でございますし

また Oh,TATAMINOME!とわかったふうな

外人も気持ち悪いのでございます。


はて、だれがいいだしたのか、畳の目

重鎮のせんせにうかがってみよっと
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# by kenzaburou41 | 2013-03-19 22:31 | 診断の達人たち | Comments(0)

元から断つ

抗がん剤治療で消えたように見えても、がん細胞のもとになる「がん幹細胞」がわずかに残っているとがんは再発、転移することがある。九州大などの研究チームは、抗がん剤が効きにくいがん幹細胞を標的にした治療法を開発、マウスで効果を実証した。論文は18日付の米科学誌キャンサー・セル電子版に掲載される。

 増殖が速いがん細胞は、常に細胞分裂を行っているため、抗がん剤や放射線治療はこの分裂中の細胞を標的にしている。一方、がん幹細胞は増殖が遅く、ほとんどが増殖しない「静止期」にとどまっているため、抗がん剤などは効きにくく、再発のもとになっていた。

 九大生体防御医学研究所の中山敬一教授らの研究チームは、細胞を静止期にとどまらせる遺伝子「Fbxw7」に着目。血液のがんである白血病を発症させたマウスの同遺伝子が働かないように操作したところ、静止期にとどまるがん幹細胞が急減。このマウスに抗がん剤を投与すると、無治療のマウスや、抗がん剤のみを投与したマウスに比べ、生存率が大幅に向上した。

 同様の仕組みは、白血病以外のがんでも予測されているほか、同種の遺伝子はヒトでも確認されている。中山教授は「増えない細胞がなぜ静止期にあるかを突き止め、静止期から追い出して、たたくことができた」と話しており、今後数年をかけて、Fbxw7を一時的に働かなくする薬の実用化のめどを付けたいとしている。
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# by kenzaburou41 | 2013-03-19 09:29 | がん患者学 | Comments(0)

がん検診の年齢上限

イギリスで論文上、新しい分子標的薬が統計学的に有意に患者の生命を
延長させると報告されても、わずか1-2か月の延命のために高額の医療費
が使われることを容認していない


今後高騰する医療費を抑制させるためには
がん予防にちからを注ぐべきであろう


がん検診には一定の年齢上限をもうけるべきだ

米国では85歳以上の大腸がん

65歳以上の子宮頸がんはがん検診の対象からはずれている。


わが国でも一定年齢以上のひとには自費で受けてもらう
措置が必要ではないか


(読売新聞より)



検診をうける暇がある高齢者がどんどん長生きして

検診をうける暇がない若い人が早く亡くなる

働き盛り、まだまだ子供も小さくて、やることがいっぱいある


「あと20年は生きたい」という60歳を救える世の中にしなくては。


そもそも、口腔咽喉頭食道がんは検診の対象から外れている

どげんかせんといかん。
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# by kenzaburou41 | 2013-03-19 00:22 | がん患者学 | Comments(0)

胃癌は撲滅できる

「胃癌はヘリコバクターピロリによる感染症

ピロリを除菌すれば胃癌を予防出来るんじゃ、、

というのがいよいよ本格的に始動する。

やったほうがいいのか、
やらないでみていくのがいいのかを
議論するのは時間の無駄

積極的に除菌して胃癌を予防する時代に突入した。


いつ除菌するか?

もう80年も生きた人はいいでしょう?

若い人が同じように80まで生きられるように
じいさん、ばあさん協力して欲しい。

除菌による胃癌の予防は胃粘膜の萎縮がすすんでいない
より早期に行うほど効果的である。

ピロリ感染は胃癌発症の必要条件であり
ピロリにかからない事が胃癌撲滅の戦略
でもある。


どうしてピロリになるかというと
乳幼児期に経口感染と考えられている。


つまり感染源となっている年寄り世代の
保菌者をなるべく減らすことが
次世代へ胃癌を伝えない簡単かつ簡便な
方法である

除菌したほうがいいかどうかを判断できる
成人のあと。


就職しました、

結婚しました、

いろいろな節目に

80までみんなが健康で胃を切らずに
生きて行けるよう

ピロリに感染しているかどうかをチェックし
さらに可能な限り除菌治療を勧める


数十年後胃癌はもはや結核と同様に稀な疾患となり
おおきな医療経済効果がもたらされることを
確信する」


食道癌も、問診である程度リスクを
絞り込めるから

胃癌とセットで撲滅できる

夢やなあ,そんな時代がきたら。

医者冥利に尽きますわ〜

ぽちっとな


最大の敵は「時間がないから検診を
うけられない」という社会事情ですわ

いいかげん、検診を受けましょうと
いうのをスローガンにするのを
考え直さなきゃ。
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# by kenzaburou41 | 2013-03-17 18:39 | がん患者学 | Comments(0)

検診いつ受けるの?

癌年齢を迎える前に

癌をまず早期発見

早期治療

定年前に一仕事。

医療費を減らすためにはまずは
自ら健康診断を。


いつ受けるの?


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ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-17 11:10 | ひとり言 | Comments(0)

検診を受けない理由

内閣府は16日、がん対策に関する世論調査結果を発表。日本のがん検診の受診率が20~30%程度と低い現状を踏まえ、検診を受けない理由を聞くと、「受ける時間がないから」(47・4%)、「がんだと分かるのが怖いから」(36・2%)の回答が上位を占めた。がん治療などのため2週間に1度程度通院しながら働く環境が日本社会で整っているかの問いには、仕事との両立は不可能との回答が68・9%で、可能は26・1%。


仕事ひとすじに働いてきた50代後半くらいの癌がそろそろでてきそう
な人にポイントで検査を受けてもらえばきっと進行癌で苦しむ人が
減るだろう

80近い人が毎年検査をうける必要はないでしょうに。


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-17 09:36 | ひとり言 | Comments(0)

アカラシアの診断

アカラシアとは下部食道括約筋(LES)の弛緩不全
および食道体部の蠕動障害により嚥下障害をきたす
1次性食道運動障害の代表的疾患でR

アカラシアの診断には内視鏡が有用である

LESの弛緩不全を認めない場合、下部食道では
深吸気させると下部食道の柵状血管が観察され
全体像をとらえやすくなるが

アカラシアの場合は柵状血管はみえず、狭小部にむかって
全周性に襞が集中し、あたかも肛門様のような所見を呈する。

Esophageal Rosette

と呼ばれている。


その他には食道内に残渣、液体がたまってる、食道が
拡張している、泡がたっくさんで粘膜もざらざらして見にくい


などなど。


アカラシア 食べ物がずーっと食道に停留していることがおおいので

アカラシアをみたら表在癌がないかをチェックする必要がある。

アカラシア合併の表在癌のESDは時々すごい出血することがあるから
術前EUSをやって食道壁内の血流をチェックしておく


APCも有効だ。


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-16 21:26 | 食道アカラシア | Comments(0)

我が国の食道癌の現況

我が国の食道癌の現況

2002年の全国調査にようrと

男性:女性 6:1で男性に多く

年齢は60代、70代に好発し、全体の68%を占める

胸部中部食道が51%、胸部下部が24% 胸部上部が13%
腹部食道4.5% 頸部食道4%

組織型は扁平上皮癌が93%と圧倒的に多く腺癌は2.4%にすぎない

22.7%に悪性腫瘍の家族歴

食道癌症例の他臓器重複癌は同時、異時性をふくめて20%に認められる

胃癌、咽頭癌の順に多い。

我が国でバレット食道癌は増えているか?

食生活の欧米化やピロリ感染の減少により、食道腺癌が増える可能性
が議論されているものの、現在のところは増加の傾向は明らかではない



ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-16 13:14 | 食道癌診断治療ガイドライン | Comments(0)

拡大内視鏡で外れる

0-Ⅰs+0-Ⅱc


乳頭状分葉状の隆起にまわりに浅い陥凹があって

隆起はくびれがあって、ふわっと内腔に座布団をおいてきた
ような印象


拡大内視鏡では隆起の大部分B1血管で
頂部にすこーしB2、また辺縁にもすこーしB2

ああ、これはね、一見SM2みたいに
みえるけど


実は拡大内視鏡がよくその深さを表していて
実は浅い病気だよ

診断がいい加減だと、こういうのを最初から手術しちゃう
外科医がいるんだよね


といいながら病理カンファが進み。

m3だとおもう。


と診断。


さて答えは?



じゃん、sm2


え、、えええっ~



拡大内視鏡や
ってなければsm2だけど


拡大内視鏡やったばかりに浅く読んでしまい



通常内視鏡だけでシンプルによんだほうが
正しかった



最近、こういう症例をときどき経験します。



胃と腸に隆起型食道癌の拡大内視鏡分類正診率が48%
ってかいてあったし

48%って、半分以下ジャン、、、


精密検査したつもりが精度がさがるなんて~っ、、、


やっぱ通常内視鏡を極めねば、NBIや~めたっと。
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# by kenzaburou41 | 2013-03-15 15:03 | ひとり言 | Comments(0)

日帰り手術

今日は外勤先でAPCを頼まれて

10分くらいでじゃーっと
焼いて剥がしてまた焼いて

はい、おしまい。

明日退院して大丈夫でしょう

だれでも簡単に治療できる

ESDほど難しくはないし

何度か焼けば、導管内伸展があっても
つぶせるし

放射線やPDTより簡単ですよ

これも論文にしなくちゃなあ、、、


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-14 23:00 | アルゴンプラズマ焼灼法 | Comments(0)

表層拡大ESD

ESDよりもEMRがあとに開発されていたとしたら

きっと1cmくらいの小さな病気はEMRで治療しよう

これなら簡単であっという間に治療できるし


とおもうので

初発例にESDというのはわかるけど

時間がたってでてきた異時多発癌は
EMRで済ませるくらいの状態で発見する
のがよいと思うから


ケン三郎はすべての病変をESD

というのは違和感を感じます。


ですがESDを安全に確実にできる技術は身に着けたい
と思うもので


ESDできる技術がないから、手術にまわる

というのはなるべく避けたいと。



食道癌は治療がいろいろと選べるので
内視鏡もあれば、放射線もあるし、抗がん剤も、手術も
どの治療にも精通しているスペシャルな環境が理想だけど


なかなか数がすくない病気だから、
スペシャリストがたくさんいる病院も限られています


専門医としては、やっぱり「ガイドライン」を超えて
他の施設ならばこうだけど
うちだったら、まずこれを提供する、そして結果がついてこなかったときに
次の手をすぐに考えて打開する



そういう難しいことにチャレンジしていくこと。


表層拡大型食道癌へのESDは
診断も一流、治療も一流でないと
なかなかできません


症例を経験して振り返って
また前へと進む、、、、

がんばろっと
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# by kenzaburou41 | 2013-03-14 00:29 | 内視鏡治療 | Comments(0)

国際貢献

この数週間の間、花粉症がひどくてタマランチ会長だったんですわ

目もしばしば、鼻水だらだら。

いろんな病気があるけど、花粉症ほどやっかいな病気もないもんだ

どこかに逃亡したくなるし、仕事もはかどらず。

そんななか南米から日本に内視鏡の勉強しにきた先生が7人。

昨日はその終了式があって、新宿まで出かけたんですわ

日本の内視鏡診断、治療は世界一というけれど

日本人があんまりそれを自覚してないし

南米の先生からするとそうとう勉強になったようす。



「でも、日本人働き過ぎ、土日に仕事なんてレジデントならわかるけど
俺たちクラスは絶対病院なんかいかないよ、ネバー、だし、エバーだよ」

といわれる。


たしかに、土日も働いて、当直あけでも仕事をして

緊急の待機番なんてことがあってお酒もゆっくりのめず

日本人、勤勉~っ。


一度海外で働いてみてみたい

できればこの花粉の時期で、
花粉の飛ばない国へ~


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-12 19:44 | ひとり言 | Comments(0)

余命告知

 医師から余命告知をされた母親が精神不安定になり、がん治療を受けられず死亡したとして、遺族が4日までに、徳島大病院を運営する大学に慰謝料など約4500万円の損害賠償を求め、徳島地裁に提訴した。

 訴状によると、2011年3月、徳島県内の70代の女性が余命数カ月と診断され、徳島大病院に入院。子どもたちは余命を知らせないよう病院側に申し出たが、医師が本人に「このままだと数カ月。完治することはまずない」と伝えた。

 女性は深夜徘徊(はいかい)や暴れるなど精神的に不安定になり、病院にいる方が危険だと医師が判断。通院で治療を続けたが、幻覚の症状が出たり、薬を飲まなくなったりして、十分な治療を受けられず、12年4月に死亡したとしている。

 遺族は「告知によって患者に精神的ショックを与えないよう配慮する義務が医師にはあった」と主張している。

 徳島大は「対応を検討中でコメントできない」としている。





余命どれくらい、なんてわかりません

だって明日何が起きるかわかりませんし

癌がきえる薬が明日開発されるかもしれないでしょう?


希望をもっていきましょうよ、  ですかね。
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# by kenzaburou41 | 2013-03-10 08:04 | がん患者学 | Comments(0)

B3血管

B3血管の定義は

高度に拡張した不整な血管で

B2血管の約3倍以上で
血管径が約60μmを超える不整な血管


と定義されています


b0180148_19221013.jpg



↑この右下の血管はB3と判定されました


今日の検討会だと
我々が内視鏡で観察してふっといな、と感じている血管は
100μmを超えていて

B2血管の約3倍、というけど、じゃあどこまでがB2で
どのB2を基準にするかが定まってない


新しい基準作りをどうするか、

B3=sm2としていいのか


来月は「B3」を集めて持って行きましょう



ちなみにこの症例は、、、、





ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-09 19:29 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

早期食道癌診断勉強会予告編

明日は早期食道癌診断勉強会が新日本橋
アステラス製薬にて行われます。

明日もまたB1B2祭りと題して
拡大内視鏡のB2血管のめあわせが
行われます

ケン三郎も1例持っていくんですけど



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BLI初登場でございます。

ぜひふるってご参加ください。
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# by kenzaburou41 | 2013-03-08 15:13 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

間質性肺炎

放射線治療のいいところは

食道を切らずに治る可能性が3割強あること

手術で痛い思いをして、大食い早食いができなくなる

逆流予防に体を起こして寝る

体重が減る

体に劇的な変化が加わるのに対して

放射線はうまくいけば、治療後数か月で癌が小さくなり
内視鏡で見ると治ったように見える


問題はそのあと。


放射線が生じる後から来る後遺症


間質性肺炎。


「なんとなくだるくて、呼吸も苦しくなって、
食欲もわかないんです、今日は熱もでてきました」

と問い合わせのお電話。


常に、最悪のことを想定しながら
考える。



「明日でよさそうですね、水分を多めにとってください」

でいいのか

それとも

「検査しないとわかりませんから、遠方でも来てください」

なのか。



あとでこんなに重症で大変な思いをするなんて、、

というほどの悪化した状態でいらっしゃることもあります。


なにか心配があれば
我慢せずに相談しましょう
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# by kenzaburou41 | 2013-03-03 22:14 | 放射線治療 | Comments(0)

深達度診断の難しさ

食道癌の治療方針を決める深達度診断

EPLPMは内視鏡治療で

MMSM1は手術

だったのが

MMSM1も内視鏡になって

+放射線治療

っていう方針もでてきて

表在癌の治療法も、「いろいろ」


さて深達度診断、どれくらい正確に術前に評価できるか



検査には通常内視鏡、NBIやBLIを使った画像強調、さらに拡大内視鏡、
食道透視、さらには超音波内視鏡

これだけたくさん検査があると、まあどれが一番正しいものかと
予想がかい離することもあり


「もっとも深いと診断したもの(MAX)」

「もっとも浅いと診断したもの(MINIMAM)」


「それとも全体をみて中とって(MEDIAN)」

を選ぶか。



たくさん経験して、さぞかし成績もあがっただろうと思いきや

過去7年間の診断精度


EPLPM 88%

MMSM1 68%

SM2~ 79%

とだいたい9割、7割、8割に収まるようで。


その診断、ほんとに正しい?大丈夫?


病理をみたら粘膜筋板がうんと持ちこたえてるやつと

あっさり打ち破られてるものとか

癌もいろいろ、個人差があるわけで。


いろいろ勉強することで、また
理解も深まります。


3月9日(土)は 早期食道癌診断勉強会 

15:00~18:00

日本橋でお待ちしております~っ。
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# by kenzaburou41 | 2013-03-03 21:55 | ひとり言 | Comments(0)

食道癌がどう見えるか

食道表在癌や
バレット食道など

拡大内視鏡を含めて
既存の診断学がある程度
確立されていて

「経鼻でみても、
大分画質がよくなったので
これは通常と比べても
遜色ないですよ」

と解説されても

元々その内視鏡診断の基礎を作った人
や苦労して作り上げた分類をもとに

あたかも自分がそれを作り上げたかの
ように講演ができるわけで

通常、拡大、EUS,食道透視は
もう先駆者がいるから

そうか、「経鼻でも見えますよ」って話は
全然面白くなくて

「経鼻でどういうもんが見えて、どういう
ものは見えないか」


これを食道で解説しなきゃいけないか。

どういうのが苦手で

こういうときはこうした方がいい

というのを指し占めてこそ、

「この話を聞いてよかった」と思うわけで。

食道癌のことを寝ても覚めても
考えている先生のいう事だったら
誰もが納得します

ようやく咽喉頭のことから離れて
食道のことを一からやりますか。

本腰入れますよ〜

皆さんお楽しみに

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-02 22:34 | 経鼻内視鏡 | Comments(0)

食道癌の内視鏡診断と治療

師匠の講演

食道癌になりやすい人は
55歳以上の男性
飲酒
喫煙
アルコール分解酵素が足りないひと
若い頃お酒を飲んで直ぐ赤くなる人で
だんだん飲めるようになった人
でございます。

MCVが100以上の方、こういう方も
危ないと認識して検査をしたほうが
いいでしょう

内視鏡の病型も1mmを超える
0−Ⅰや深い陥凹の0−Ⅲは
まあ見れば分かります

1mmの高さの0−Ⅱa
白いものがおおいですが
極稀に赤い0−Ⅱaもあります

さて最も食道癌の中で多いのが
0−Ⅱcでございます。だいたい
0.5mmへこんでいると
0−Ⅱcといわれる陥凹型になります。

隆起や陥凹

あさい0−Ⅱbはどうするか、

正常粘膜の色調の変化を読んで行きますが

わずかに赤い、白い、
それから光沢の消失
正常血管透見の消失

こういった所見を細かく見て参ります。

NBIがなかったころはヨードがやっぱり
拾い上げには必須で
20mm以下の病変では
「領域性のある発赤」
「粘膜のざらつき、血管が途切れる」
こういった所見で読めるのが3分のⅠ、

あとは3分の2がヨードで拾い上げられて
いました

ヨードというのは食道上皮の有棘層にある
グリコーゲンと結合して染まるといわれていますから

これが薄くなった所はヨードに染まりません

ヨードをかけてみて
5mm以上、辺縁が不整で尖って
いてピンクカラーサインといって
時間が経ってピンクにぬける

そういうものは注意しなくてはなりません

ヨードですが昔は3%と非常に濃い
ヨードを使っていましたが、非常に刺激が強い
ですし患者さんもつらいといいます

是非1%以下のヨードをお使いください

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2013-03-02 22:10 | 講演録 | Comments(0)